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「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」妖怪アパート優雅な日常を読んで。

私が大切にしている言葉の一つに、この記事の題名である「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」というセリフがあります。

この言葉は「妖怪アパートの幽雅な日常(香月 日輪著)」の登場人物である龍さんが主人公の稲葉夕士に伝えたものです。

私が中学生の時に出会ったこの本は、大人になった今でも読み返すことがあります。人間と妖怪たちが一緒に生活し、助け合ったり、折り合いをつけながら生きていく物語です。アパートの住民である登場人物は「大人」が多く、両親を亡くしてやさぐれていた主人公の夕士に対して、どう生きてもいいんだよと教えます。読んでいると、まるで私に言ってもらっているような気がして、何回読んでも心が救われます。

登場人物である夕士は、ひょんなことから魔導書である「小(プチ)ヒエロゾイコン」を扱えることになるのですが、この設定が非常に自然で、上手く日常に溶け込みます。

ある日突然魔法が伝える話はよくあると思うのですが、ここまで日常に溶け込んでいる本は見たことがありません。

もし、魔法の世界が好きだったり、言葉を大切にして生きている人には是非読んでもらいたいです。

今日も読んでいただき誠にありがとうございました。


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