見出し画像

横尾忠則の話を遠くから聞いていて感じたこと

昼下がり、摂食訓練が始まる前の場所で鳴り響いていたテレビの中から興味深い言葉たちが繰り広げられていた。


「人生は遊ぶことが大切だ。目的のない生き方が良い。」

それは、誰が言っているのだろうと耳を傾けていた。

横尾忠則である。

わたしが耳を澄まして聞いていた内容は全て下記リンクに書かれてあった。
今の時代というのは本当に便利だな、と昭和世代の私は思うわけである。

https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/009/69/

横尾忠則は、日本の美術家、グラフィックデザイナー、版画家、作家。彼は1960年代に注目を浴び、以降、商業デザインや絵画、写真、エッセイ、小説など多岐にわたる表現活動を続けてきた。また、彼は日本芸術院会員であり、多くの著名人と交流があった。

検索エンジン

彼の話の中に三島由紀夫が出てきた。

私が京都に住んでいた時、時間があればよく京都の書店で開催される著名人の講演会に足を運んだ。

ある時、わたしの好きな五木寛之さんが乗られた時のこと。
彼は公講演の中で三島由紀夫が歌を歌っていたという非常に貴重な音源を聴衆に向かって披露してくれた。

横尾忠則の話の中で出てきた三島由紀夫と、五木寛之から聞くことができた三島由紀夫のエピソードが重なり合い、不思議な感覚に包まれた瞬間であった。

ほんの短い昼下がりに遭遇したテレビからの情報。

色んな情報が溢れているこの世の中であるが、こういった本質に触れ、人生の要素の断片を思えるような情報に出会えた時、わたしはとても畏敬の念を持つ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?