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ひとつの区切り

次男2歳2ヶ月、本日、卒乳しました。

2歳を過ぎても寝る前の授乳を続けていて、もういい加減終わりでいいだろうと思ったり、いやまだもう少しと思ったり、もやもやと過ごしていた。そんな揺れる母の心を知ってか知らずか、その時はあっさりと訪れた。

きっかけは私が「もうおしまいね」と言ったからなのだが、もっと抵抗して泣き喚いて何日も格闘するのかと思っていたら、そうはならず…私を悲しませない程度に「うぇーん、うぇーん」と泣いた後は、ご機嫌に歌など歌って眠りについた。あら、そうですか。それが一昨日のこと。昨日は「うぇーん」と一瞬泣き真似をした。今日はとりあえず「ちゅ?」と飲んでいいか聞いてきて「おしまいよ」と応えたら、泣くこともなく歌い出した。あぁ、終わりなんだな。思ったよりズシンときた。


この感慨は、長男との授乳を巡る闘いに遡る。いや、長男を妊娠したときの葛藤に、だろうか。この話はまた別の機会に譲るが、あの時の葛藤から、苦悩に満ちた長男の乳幼児期を経て、今こんなにも平穏な気持ちで次男の授乳を終えられたことに、なんとも言えずズシンとくるのだ。あの頃の私を、今ようやく肯定できるような気がする。


子育てはまだまだまだまだ続くけれど、今日はひとつの区切りとして、静かに自分を抱きしめよう。子どもの寝顔を見ることさえ怖かったあの頃の私に、二人の子どもの寝顔にキスをして、温かい涙を流す日が来ることを、そっと伝えてあげたいなぁ。





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