見出し画像

インターンわかな 2022.05.29

◆5月28日(土)
こんにちは。インターンのわかなです🌱
今日はとっても良いお天気のうえに、早起きに成功しました☀️私が今暮らしているのはアーケードに面した西向きのお部屋ですし、普段はなんだかんだゆっくり動き出すことが多くなってしまっていたので、朝の光を見るのは久しぶりな感じがします。他の住人さんたちが起きてくる前にそっと家を出て、朝の街はこんな光り方をするんだなあなどと思いながら、谷保駅から国立駅の方角へと向かう学生の行列に混ざってみたりしながら、まだ動き始めたばかりの谷保の街をてくてく歩き、たった今“コーヒーショップでモーニングを食べる”という小さな目標を叶えたところです。コーヒーショップで執筆なんて、なんだか編集者さんみたいでかっこいい!かよさんの真似事をしている私です(笑)
小鳥書房でのインターン期間も折り返し地点を過ぎた今これまでの日々を振り返ってみると、“タイミング”が自分の中で一つ大きなキーワードになっていて、インターン日記もなるべく“今”を逃さずに書き残したいと、強く感じていたように思います。(全く思うように投稿できなかったのですが)一方で、ここ最近 “自然に委ねる” という考え方を取り込みだした結果、書いたその時がタイミングなんだなあとも、これが私のペースなんだろうなあとも、思い始めています。私には、起こった出来事に対してあれはどうゆうことだったんだろうかと考えを巡らせる時間が必要で、時間を置くことによってあるテーマが、現在のことを取り込みながら、姿を変えながら、再び自分の中からやって来てくれるということが起こっているらしいです。
そうゆう訳で、かじりかけのトーストと飲みかけのコーヒーをお供に、今日も遡ること約一週間前のかよさんとの夏休みのお話を📗熱々を過ぎたコーヒーもそれはそれでまた違った良さがあるように、たとえ回想になってしまったお話でも今だからこそ書ける何かがあると信じて。どうかお付き合いよろしくお願いします。
◇5月20日
この日は小鳥書房に行って掃き掃除を済ませるなり、かよさんから「晴れてるし、公園でアイス食べようか。夏休みしよう!」という提案が。「アイス食べて、夏休み!楽しそう!」と思った私は、もちろん食い気味で賛成です。かよさんはマンゴー、私は甘夏。冷蔵庫からアイスキャンディを二本取り出し、軽やかな足取りで汽車ポッポ公園へと向かいました🚂
かよさんと私は並んでベンチに座り、ダイヤ街商店街を行き交う人たちをぼんやりと眺めながら、アイスをかじります。うん、美味しい。ひんやりとした冷たさが口の中にやって来ては溶けていき、気分はもうすっかり夏休みです。私はなんだか嬉しい気持ちになりました。実は少し前も同じにベンチに一人で腰掛け、谷保の夏はどんな感じなんだろうなとか、秋は紅葉するのだろうかとか、冬のイルミネーションはきっとすごく綺麗なんだろうなとか、桜が咲き誇る春の大学通りを歩いてみたいなとか、この街で季節が流れて行くのを私ももう少し先まで見ていられたらいいのになあなんていう、ちょっと感傷的な気持ちになっていたのです。
ぽつりぽつりとお話ししながら、かよさんは「季節が繰り返すのを誰かと見るっていうのもいいよね。」と言いました。同じ人と、同じ街で、同じ季節を見るかあ。何の変わりもないように見えても一年一年違いはあって、その風景を積み重ねていくことは、とても幸せなことなんだろうなあと思いました。そして、かよさんがこれまでもこれからもずっと住み続けたいというこの街には、かよさんが愛するこの街には、かよさんの大切な思い出がそれはそれはたくさん、たくさん、埋まっているのだろうなと思いました。
汽車ポッポ公園、ダイヤ街商店街、大学通りのベンチ。春も、夏も、秋も、冬も、楽しかった日も、そうでなかった日も。ここには、この街に暮らした人たちの数えきれないほどの思い出が、降り積もっているようです。そして繰り返す季節の中でその地層はどんどんどんどん、深くなっていくのだと思います。かよさんのおかげで夏を先取りできて嬉しかった私の思い出も、この場所にそっと残るのかなあ。
そして夏休み気分で仲良くアイスをかじっているうちに、かよさんと私は似ているところがあるという話になりました。どうゆうところが似ているのかと言うと、何の説明がなくても「夏休みしよう」というかよさんの誘い文句だけで分かり合えているところが、もう、まさに。かよさんと私は単にアイスキャンディを食べているのではなく、あくまでも“夏休み”をしているのです。かよさんが夏休みと言ったら夏休み、私も完全に夏休みモードに入り込んでいました🍉🌻かよさんと私はどこまでも広がる想像力を駆使してあらゆるものに物語を見出し、自ら作り出したファンタジーの世界に日々生きているようなところがあるのです。
この共通点は今も、いつも、感じていることで、かよさんと私が不思議と意気投合している理由もここにあるんじゃないかなあと思っています。これについてはまた今度、もう少し詳しくお話しできたら嬉しいです。
それでは今日はここまで、次回もよろしくお願いします📚

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?