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インターンわかな 2022.05.25

◆5月24日(火)
こんにちは。インターンのわかなです🌿書ける時に書けるだけ書くぞ!と意気込んでいたのはなんと6時間前のこと、気付けばもう夜の9時です。うまい文章を書こうと思って時間がかかってしまうというよりは、自分の感情や考えを精査するのに時間がかかってしまうようです。
様々なものがごった返しになっている混沌とした心の中から、何を、どのくらい、どのようなバランスでピックアップするのか。そしてピックアップしたものたちをどう扱い、どんな言葉を使って、どのように書くのか。それによって、あるものが全く違う形で、どのようにも姿を変えて、保存されてしまうような気がします。私にとって文章を書くということは、心の中にあるうちは流動状態で存在していたものを言葉によって固定するということだから、細心の注意を払いたいのでしょうか。
そして、それらは“今”の自分によって常に更新され続けていくもので、“今”の自分を介在させないのはもはや不可能に近いです。“言葉は近似値でしかない”というかよさんの言葉通り、言葉には限界があることはちゃんと理解しています。ですが、このような形でせっかくみなさんに聞いていただけるのなら、できるだけ自分の心の中をうまく表す言葉を見つける努力をしたい、納得できる言葉に繋ぎ止めたい。「血の通った本当の言葉を獲得したい、本当の言葉で話せるようになりたい」というのは、実は以前から私が追求し続けているテーマでもあるのです。
そんなこんなで、インターン日記の語り手は常に“今”の私です。よってこの文章の語り手は国分寺から国立のファストフード店に場所を移した、5月24日21時30分の私となります。
では、本日二本目は、かよさんとのお散歩のお話を📘
内容としては、5月19日のお話になります。
◇5月19日(木)
この日は未だ、自分で“スランプ”と呼んでいるあまり良くはない状態の中にいました。お店を開けている時間は元インターンの坂井さんが「お楽しみ様でした」という素敵な言葉を教えてくださったり、間瀬さんが「僕は基本的に起きていることは全て正しいと思ってるので。良くても悪くても、ただそうゆう流れなだけで。」という悟りの境地みたいな言葉を残していったりと、なかなか濃い時間を過ごしていました。
そして一日はあっという間に流れていき、お店を閉めた後、かよさんから「今から一緒にお散歩する?」という何とも嬉しいお誘いが。かよさんとお散歩なんてそれだけでわくわくしてしまいますし、実は最近、楽しげに話しながら歩く学生と思しきグループや、肩を寄せ合いながらもつれ合いながら仲睦まじげに歩くカップルたちとすれ違い、ちょっとだけ、羨ましくなっていたのです。私の返事はもちろん、喜んで!です。こうして、かよさんと私は一緒にお散歩をすることになりました。かよさんが読書タイムを過ごしに行くという、駅前のハンバーガーショップまでの道のりです。
かよさんと私は並んで大学通りを歩きました。夜の大学通りは街路樹や道が街灯に照らされて、とても綺麗です🌲
そんな中、私は閉店間際の小鳥書房でかよさんとお話ししたことを思い出していました。そのお話とは、“例えるなら、今の私は、さあ行くよ!と勢いよく全速力で飛び出したものの、その直後にこれが長距離走だったことに気付き、気付いたときにはすでにスタミナを使い果たしてスタートライン付近でぶっ倒れた子だ”というお話です。自分のアホさに面白いやら、呆れるやら。かよさんは“私はこれがやりたい!”という強い意志のもとに燃える灯りを持って走り、その明るい光が希望のように、或いは道標のように、たくさんの人を吸い寄せているような人ですが、「それでも、そんなわかなちゃんと一緒に走りたいという人が、倒れたわかなちゃんを抱えてでも一緒に走りたいと言ってくれる人が、きっといるよ。」と言ってくれました。私は長距離走をフルスピードで駆け抜けようとしてしまうどうしようもないおバカちゃんですが、それならせめて、一緒に走りたいと思ってくれる人がいるような、真剣で、真っすぐな人でありたいと思います。そしていつも、周りの人たちへの感謝を忘れないでいたいです。かよさんを先頭にして走る小鳥書房というパーティーは、いつも楽しげで頼もしい走りを見せています。
思い返せば私はずっと、私を面白がってくれる、喜んで私の側にいれくれる、やさしい人たちに囲まれていたように思います。周りの人たちが面白がってくれたから、私は面白い子になれたのです。このように、あるものは面白いと言われたときから、誰かが面白さを見出したときから、面白さを持ち出すのだと思います。そしてこのことは、編集者の仕事にも通じるものがありそうです。
かよさん、かよさんが一緒に歩いてくれたから、私は約1.5kmほどある大学通りを全速力で駆け抜けようとしたりせず、ちょうど良いペースで歩くことができました。いつも見守ってくださって感謝です😌
止まっていた自分の指が再び動いて、できていなかったお話をみなさんに聞いてもらうことができて、とっても嬉しい気持ちです。
それでは今日はここまで、また明日🌙

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