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インターンわかな 2022.06.11

◆6月10日(金)
こんにちは。少しお久しぶりでしょうか、インターンのわかなです☘️
早いもので、谷保に来てから今日でちょうど一ヶ月が経ちました。ついこの間パンパンの荷物を抱えて威勢よく小鳥書房にやって来たようにも、そうかと思えば、ずいぶん遠い昔、これから向かう街のことやこれから始まる日々のことを思い、不安と期待の入り混じる思いで東京へと向かう高速バスの車窓を一人、見つめていたようにも感じます。振り返れば、この一ヶ月いろんなことがあったなあ。
もう少したくさんのエピソードを書き残しておきたいような、まだ最終回にするには少し早いような気がする今日は、ひとまず近況報告を📘まだ明かりが灯っている小鳥書房が見えるコトナハウスのお部屋からお届けします。
私は今、“凪”の時間がやって来ています。波がぴたりと静まった穏やかな海のように、遠く広々とした眺めを持った場所に出て、風が通るのを感じているような感覚。目を閉じ、両腕を広げて、ひんやりとした 透明に近い淡いブルーの空気を胸いっぱいに抱きとめているような感覚。ただ頬を撫でる風を、呼吸を、感じているというのでしょうか。突如としてやって来た束の間の静けさに、安心した気持ちで身を委ねているというのでしょうか。とにかくついこの間までの大渦が嘘のよう、とても穏やかな気持ちなのです。いつの間にか見失い、どうしても見つけられなくなってしまっていた突破口をあれほど歩き回り、動き回り、探していたのに、抜けるときは一瞬。というより、気づかぬうちに抜けていて、抜けた後に自分がそこを抜け出していたことに気づくようなものなのでしょうか。
この一か月間、考え、考え、考え抜いた。考えたことはたくさんあるし、新しく得たものも、手放したものもある。まだ完全には手にできないものもあるし、手放せないものもある。解決したこともあるし、解決しなかったこともある。わかったこともあるし、わからなかったことある。でも、一旦もう十分考えた。考えるだけ考えたと思える。私はそこに一つの着地点を見たのかもしれません。
なんだかよくわからない話になってしまっているような気がしますが、ゆっくりで遠回りなやり方ではあるけれど、誰しもが一度はぶつかるであろう“どう生きていくか”という問いを、今私もまた同じように、生きているのだと思います。かよさんがこれさえ決まればずっと生きやすくなると言う“どこで生きるか、誰と生きるか、何をして生きるか”、この三つの柱を見つけるまで急流は続くだろうけど、進む先には陰りある雲も見えているけど、それでも今は岸辺に流れ着いている。霧の中を抜けている。そんな自分に、この一ヶ月を紆余曲折ありながらも泳ぎ切った自分に、今はよくここまでやって来たねと声をかけてあげたいような気がするのです。また新たな場所へと移動していくその前に、再び歩き始めるその前に。
そしてこの“凪”の時間の体の感覚、不必要な力の入っていない状態、ゆるんだ状態、自然に身を任せているような状態、これはとても良いことで、様々なものの巡りが良くなるように思います。抗うでも、無理をするでもなく、本来持っている何かが滞りなく発揮されているようなイメージでしょうか🕊今は軽やかな音楽を聞いては口ずさみたくなるような、そのリズムに合わせて気持ちよく体を揺らしてしたいような、そんな感じがしています🍃ああこれこれ、この感じ。やっぱりこうしているときの自分が良いや。
思えば、限られた時間、限られた資金のなか遥々やって来た東京、気づかぬうちにかなりの力が入ってしまっていたのでしょう。最近は深く考えるターンに入っていたけれど、私はただ思いのままにはしゃいだり、感動したり、喜んだり、そうゆう面も持っているんだった🐬かよさんとも、人の性質というのは今どの面が強く出ているのかという話で、それは時と場合によるという話をしたことがあったっけなあ。
実際向き合わなければいけない問題は山積みだし、迷いも不安も消えないけれど、それでも、わからないならわからないなりにそれらを全部引っ提げて進んでいかなければいけない。そうやって進んでいく力をきっと持っているはずだと、信じたい。そしてやるなら、明るく元気にやろう。
またすぐに変わるかもしれないけれど、せっかく久しぶりにやって来てくれた“凪”の時間。自分にかけていた力をふっとゆるめることができた今(遅い、遅すぎるぞ!)、少し距離を保ったところから自分の歩んできた一ヶ月を振り返ることができるようになった今、時間の許す限り、今度は楽しいお話を📚みなさんと共有できたら嬉しいです。ここには書かなかった楽しいことや嬉しいこと、素敵な出会い、心温まるエピソードが、それはもうたくさんたくさんあったのです。ここで過ごした映画のようで本当の毎日が、私は楽しかったのです。
この日記を書き終えた今、窓を開けて伸びをするように窓の外を見てみると、小鳥書房の明かりはまだついていました🕯かよさん、無理はしないでくださいね。私、先に眠りますね🌙
それでは今日はここまで。
またお目にかかれますように💫

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