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3月11日

今日は日本人にとって特別な日ですね。昨日バイト終わりに領収印の日付を3.11に変えてるときに「あぁそうか」と思いました。

9年前の今日は東日本大震災の日。当時九州に住んでいた私に直接の被害はなかったけれど、当時の全国の混乱は、とても覚えている。

テレビはACの当たり障りのない広告ばかり。被災者の方々はACの広告をみると当時を思い出して辛いそうだ。毎日原発の状況が報道され、あちこちで義援金を集める動きが起こった。

4月になってから中学校3年生になった私は生徒会長だったので、義援金を集める活動を学校で行った。体育祭で挨拶をしたときも、この話題に触れたことを覚えている。当時の私と同じような年齢の子供も多く亡くなった。私たちが体育祭を楽しく取り行えることを当たり前と思ってはいけない。いつどんなことが起こるのかわからない中で、奇跡のようにこの時間が成り立っている。

この当時のことを考える度に、津波によって全てが流されてしまった悲惨な光景を思い出して胸が痛む。被災した方々は尚更のことだろう。

9年という年月が経って、それぞれの人にいろんな時間が過ぎた。原発の影響を受けない場所に引越して新たな生活をゼロからスタートさせた人、復興に向けて瓦礫をコツコツ片付ける作業を毎日続けた人、なんとか街を盛り上げようと様々な企画を考え実行してきた人、大切なひとを亡くした悲しみに泣いて過ごしてきた人。

会えなくなってしまった大切な人に、私にできることは限られている。祈ること。

まだまだ復興も進んでいないという話をきく。そんなことはテレビで報道されない日常だけれど。復興していないのに、復興オリンピックをしてどうするのだろう。政治に対しては様々な疑念があるけれど…

日々、暖かい日差しが東北を照らし、震災の傷痕が癒されていきますように。

そんな3月11日。

エチカ

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