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3月2日

誰かに言っていることは、実は自分に言わなければいけないことだ。

誰かになにか口だすようなことは本当はしたくない。面倒臭いし。でもついつい口出してしまうもの、それが愛ゆえだったり、愛ゆえの憎みだったり。とにかく、どうでもいい人には口出さない。

誰かに言うことは簡単だけれど、常に自分がそれをできているとは限らないもので、そのたびに自分の身勝手な部分だなと反省する。

そもそも、人によって気になる部分というのは様々である。私が気にしているこの部分を、あの人は気にしない代わりに、他のことを気にしている。それで世の中は補いあってうまく、成り立っている。

しかし、そこに各人の成長という概念が介入してくると、他者への助言や他者からの言葉がとてもありがたいものに変わる。

人は一人では生きていけない、というけれど。本当かな?厳密に言えば、生産の問題もあるし、もちろんそうだろう。でも、精神的にだれにも依存せず孤独に、自由に生きることは可能になってきてしまっていないだろうか。世の中が便利になればなるほどに、その傾向が強まってきている気がする。

そんななかで、他者との関わり合いというのは不思議だなと感じている。自分次第で拒絶もできるし、依存まで持っていくこともできる。他者のことが気になりすぎて、人に小言ばかり言っているひとは自分を見つめる時間をもっと持たなくてはいけない。

なんにせよ、幸福に生きていくことを目指すなら、他者と関わりつつ自分も見つめるというバランスが大事。

漠然と幸せになりたいと思っているだけなのに、どうしてこんなに複雑になってしまうんだろう。

そんな3月2日。

エチカ


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