映画「マッハ!弐」感想

 雑な編集といい加減な音楽とペットターイ・ウォンカムラオが真顔で演技する際の関西芸人コント感に没入を妨げられた1に比べて、カメラワークやストーリーの面ですごく洗練されててびっくり。何より、安い人件費(生命の価値的な意味で)に支えられたトニー・ジャーの超絶アクションは、あらゆる雑音を越えて、ただ「人体って、美しいなあ」と感じさせる域に達している。

 あと、ちゃんと芝居ができるようになってて(憤怒のみだけど)、失踪事件が役作りに深みを与えたのかなと思った。ジャッキー・チェンが動けるうちに共演してください。

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