雑文「サックス博士の片頭痛大全」感想

 週末ごとに偏頭痛を迎える偏頭痛人格の小生は、いま正にひどい偏頭痛を耐えながら、虫の息でこれを紹介するものである。この本にはあらゆる症状・症例が網羅かつ言語化されており、もし君が偏頭痛を持病とするならば、その深い孤立感を大いに弱めてくれるだろう。誰かにそれを説明したいが、説明するのが難しいと感じたことがあるならば、ぜひ一冊を本棚へ備えておくとよい。また、偏頭痛など薬にもしたくない君にさえ、人体の高度なメカニズムに対するセンス・オブ・ワンダーを与えてくれる名著である。


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