正常眼圧緑内障と皮質白内障の経過

20年7月20日 眼科で聞いた話メモ

<現在の病名>
〇正常眼圧緑内障(2003年頃~)
眼圧は正常範囲でありながら、視神経が障害されて視野が狭くなる病気。視神経が障害される原因は諸説あり、はっきりとわかってはいない。治療は薬で眼圧を下げて、視神経へのダメージを減らすこと。消失した視神経は元には戻らない。

〇皮質白内障(2017年~)
水晶体の外側の皮質が濁ってくるタイプの白内障。


<検査>
・ゴールドマン圧平眼圧計(GAT)…接触式の眼圧測定
右13 左15(前回は右16 左15)

【200720】眼圧グラフ

白内障は皮質白内障で、3年経過しているが進行は見られない。視力にも問題ない。
核白内障(水晶体の真ん中の核に濁りが生じるタイプ)の場合は進行すると厚みが増して狭隅角になる可能性があるが、皮質白内障の場合はない。
近視が強い人は前房が広いので、狭隅角の心配はしなくて大丈夫。遠視の人の場合は要注意。


<処方薬>
・アゾルガ配合懸濁性点眼液(1日2回)
β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤。
眼圧を上昇させる房水の産生を抑えることで眼圧低下作用をあらわし、緑内障などの悪化を防ぐ薬。

・キサラタン点眼液0.005%(1日1回)
プロスタグランジン関連薬。
眼圧を上げる房水の排泄を促進し、眼圧を下げて緑内障の悪化を防ぐ薬。

・グラナテック点眼液0.4%(1日2回)
Rhoキナーゼ阻害薬(ローキナーゼ)。
Rhoキナーゼという酵素を阻害することで眼圧を上げる要因となる房水の排泄を促進させ眼圧を下げる作用をあらわす薬。

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