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本のタイトルでしりとり(No.3)

2.『閉鎖病棟』帚木蓬生
    ↓
3.『海うそ』梨木香歩

私がこの小説を読んだのは6年程前。
昭和初期、南九州に臨む遅島(架空の島)を人文地理学を専門とする一人の青年が、植生や民話を調査するために訪れる。青年と一緒に島のあちこちを歩き回りながら、人の心の奥深くへと入りこんでいくような感覚で読み進めたことを覚えている。
細部はだいぶ忘れてしまっているので、これを機に再読してみようかな…。

喪失とは、私のなかに降り積もる時間が、増えていくことなのだった。
(文中より)

以前読んだときよりも、この言葉が深く響く…。


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