子供のグダグダは葛藤かも。見守ってあげれば心が育つ
子供がやるべき事をやらずにグダグダしている。
そんな時、親はキレずにぐっと我慢して、黙って見守ってあげることも必要。
そう思ったお話。
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バイオリンを習っている4歳の娘。
先生との週1のレッスンは楽しんで行くのに、家での毎日の練習はやりたがらない。
まあ別に練習しなくても誰も困らない。
でも、せっかく習っているんだから、上手く弾けるようになってほしい。
何事も努力すれば結果が出るってことを、経験してほしい。
そんな親心から、毎日練習させるようにしている。
でも、、、
「さあ練習するよ、おいで」と声をかけても来ない。
「ちょっと待ってて」とか言ってグダグダグダグダ。
そのくせ「やらないの?」って聞くと「やる!」っていう。
でも来ない。
親の方もイライラ。
つい「来ないなら今日はもう練習しなくていいよ!」とキレ気味に言ってしまい、娘号泣。
そんな日々を繰り返していたある日、相変わらずグダグダしている娘を見て
『黙ってちょっと待ってみよう』
と思った。
で、待ってみた。
すると娘は、10分ぐらいグダグダしたあと、私のところにちゃんとやって来て、練習を始めてくれた。
「おお!すんなり練習が始められた。奇跡!」
と思った私は、次の日もグダグダしている娘を待ってみた。
その日はそのまま30分くらいグダグダしていて、こっちは内心イライラしていたが、黙ってじっと待った。
すると、30分後に私のところにやってきて、さくっと練習を終わらせた。
それ以来、我が家のバイオリン練習は、娘が自発的に来るのを黙って待つスタイルに改めた。
相変わらず「やるよ」と声をかけてから娘が来るまでに時間がかかるが、黙って待っていれば最後はちゃんと練習してくれる。
そんな娘の姿を見ていて気づいたことがある。
それは、グダグダしているように見えて、娘は心の中で葛藤していたんだということ。
「やらないといけない。でもやりたくない、遊びたい」
そんな葛藤と戦っているから、なかなか練習を始められなかったんだ。
そりゃ、葛藤している最中に親からキレ気味に「もうしなくていいよ!」なんて言われたら、娘も泣くよね。
今では、「グダグダしている時間は娘の心が成長している時間なんだ」と思うことにしている。
親バカだけど、まだ4歳なのに葛藤と戦って、最後にはちゃんと練習している娘を誇りに思う。
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子供って、親が思っている以上に強く育っている。
子供がやるべき事をやらずにグダグダしている時は、葛藤しているのかも。
たまには、口を出したくなるのをぐっと我慢して、黙って見守ってみよう。
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