ことのはやん

ネットで陽キャを演じきる。自称ロマンチストで、古典を愛する。趣味は妄想と内部告発

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最近の記事

財布を持たずに通院

財布を持たずに通院をする ポシェットに診察券程度でスマホは斜めがけのフリーハンド。クレジットカードも持っていかない 病院について診察券出してセルフで体重を測ってセルフで血圧を測定してやがて診察室へ 再度血圧を測って、聴診器をあててもらっていくつか問診。終わり 貧血レベルの採血をして(もう慣れた)、多剤投与だけど一包化の処方箋をもらって、魔法の呪文『本日お会計ありません』を聞いて、処方箋を電子送信、EPARK 一包化っていう三文字がないと、投薬に毎回15分かかるので、包装

    • あれから

      ひどいけんか別れをして あれから4年 お互いひどい罵りを受けたと思って もの別れしたあの人から 今日、手紙が届きました 消印を確認して封筒を開くと 何枚か便箋が入っていました そっと開いて私は微笑みました 解決の報告でしょうか? 現状の報告でしょうか? 和解かな? 罵りかな? それとも両方かな? さあ、何て書いてあったと思う?

      • 6月

        東の 野にかげろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ 柿本人麻呂

        • スプーン

          スプーンに悪意をひとすくい 優しい笑顔に隠した棘と 甘い声で囁く皮肉 砂糖と毒を笑顔で飲ます 微笑む影に冷たい刃 優しく包んだ冷たい悪意 見抜けぬ者には深く刺さる それでも 私の言葉に酔いしれる者たち スプーンに悪意をひとすくい 甘くも苦いその一言で

          風呂うた台本

          ○SE シャワー ○SE キュッキュッと閉める 男性『(ブレス)ふぅー』 ○(ゆずの夏色はサビしか知らない設定) 男性『(鼻歌)ふふふふふーふふー🎶』(はなうた) (ぼくらでさえーもー) 男性『(鼻歌)ふーふふーふふふふーー🎶』(はなうた) (そーめてーゆくからー) ○SE 湯船に浸かる 男性『(ブレス)あ゛ー』 ○SE 湯が揺れる ○(サビは知ってるのでいい気分で歌う) 男性歌『この長い長い下り坂をー」 男性歌『君を自転車の後ろに乗せてー」 男性歌『ブレーキい

          如月

          汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 中原中也 一昨日暖房で 昨日冷房で 本日また暖房で

          食材通販

          最近手を出した食材通販は、二人前およそ1800円 それでも、きっちり小分けされた食材が届くし、なにより作ったことのない洋食がレシピつきで届くのでありがたい 基本調味料はさすがに付いてはこないけど、小麦粉ゴマ油塩コショウ程度ならあるので問題なくすすめられる 高くてやめようかな?とも思うこともあるけれど、はじめて作るメニューにウキウキなのが正直なところ あと数回は続けてみようかな?

          2312

          94年の時空を超えて 夢の国のゆうえんちは 魔法の国に変わる 高圧塔も変電所も壊され 20年以上見ることが出来なかった フェンスの内側はガレキに埋もれる

          汽水域

          夢の国と現実とが 断ち切られて 孤立してゆく こんなに簡単に

          としまえん

          としまえん遊園地の変電所が 地鳴りとともに撤去され 都内に広大な空き地 そして柿

          スカイダイビング

          スカイダイビング

          秋空

          低空ひこうの ごう音に み上げてみれば 秋のそら いや、低空すぎるから…

          秋の訪れ

          雨上がりに結露

          松本啓子

          私は昔から病弱で、長い入院を繰り返していた。不思議なもので、病気を治すために入院しているにもかかわらず、同室の子とは仲良くなる。朝から晩までどころか、24時間一緒にいるのだ いつの間にか、私たちは親友とも呼べる存在になっていた 彼女の名は松本啓子という 夏が過ぎ、完治とまではいかないが入院してるほどでもないくらいまで快復し、1ヶ月の差もなく私たちは退院した 同じ区内の親友だったので、退院後も私たちの交流は続いた。より深くなっていたのかも知れない けれど、5年前に彼女

          惰性

          何も考えることもなく 何も感じることすらなく 毎日どんな気持ちで通学をして 毎日どんな気持ちで道を歩むか 惰性の繰り返しに 意味を考えたこともない 意味を感じたことすらない どんな意味があるのかを どんな意味がないのかを考えた事もなく ただゝゞ日々惰性で生きる