○SE シャワー ○SE キュッキュッと閉める 男性『(ブレス)ふぅー』 ○(ゆずの夏色はサビしか知らない設定) 男性『(鼻歌)ふふふふふーふふー🎶』(はなうた) (ぼくらでさえーもー) 男性『(鼻歌)ふーふふーふふふふーー🎶』(はなうた) (そーめてーゆくからー) ○SE 湯船に浸かる 男性『(ブレス)あ゛ー』 ○SE 湯が揺れる ○(サビは知ってるのでいい気分で歌う) 男性歌『この長い長い下り坂をー」 男性歌『君を自転車の後ろに乗せてー」 男性歌『ブレーキい
汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 中原中也 一昨日暖房で 昨日冷房で 本日また暖房で
最近手を出した食材通販は、二人前およそ1800円 それでも、きっちり小分けされた食材が届くし、なにより作ったことのない洋食がレシピつきで届くのでありがたい 基本調味料はさすがに付いてはこないけど、小麦粉ゴマ油塩コショウ程度ならあるので問題なくすすめられる 高くてやめようかな?とも思うこともあるけれど、はじめて作るメニューにウキウキなのが正直なところ あと数回は続けてみようかな?
94年の時空を超えて 夢の国のゆうえんちは 魔法の国に変わる 高圧塔も変電所も壊され 20年以上見ることが出来なかった フェンスの内側はガレキに埋もれる
夢の国と現実とが 断ち切られて 孤立してゆく こんなに簡単に
としまえん遊園地の変電所が 地鳴りとともに撤去され 都内に広大な空き地 そして柿
低空ひこうの ごう音に み上げてみれば 秋のそら いや、低空すぎるから…
雨上がりに結露
私は昔から病弱で、長い入院を繰り返していた。不思議なもので、病気を治すために入院しているにもかかわらず、同室の子とは仲良くなる。朝から晩までどころか、24時間一緒にいるのだ いつの間にか、私たちは親友とも呼べる存在になっていた 彼女の名は松本啓子という 夏が過ぎ、完治とまではいかないが入院してるほどでもないくらいまで快復し、1ヶ月の差もなく私たちは退院した 同じ区内の親友だったので、退院後も私たちの交流は続いた。より深くなっていたのかも知れない けれど、5年前に彼女
何も考えることもなく 何も感じることすらなく 毎日どんな気持ちで通学をして 毎日どんな気持ちで道を歩むか 惰性の繰り返しに 意味を考えたこともない 意味を感じたことすらない どんな意味があるのかを どんな意味がないのかを考えた事もなく ただゝゞ日々惰性で生きる
俺は世帯主だ 一つの家はM区にあり、もう一つの家はD区にある どちらの家にも妻がいる どちらの家にも娘がいる どちらの家にも犬がいる 生活は極めて順調だ、問題ない M区の正妻の家は出た そして俺が高校の頃から知り合いの副妻の家に住んでいる 最低の男? そうだ、俺は最低だ だが、昔から言うだろう? 浮気は男の甲斐性と、な つまり俺は 二つの世帯を同時に成立させるほど甲斐性があることが証明されたのだ 文句は言わせない 文句あるなら、やってみろっていう話だ どうだ 女
とてもおっとり上品な葉子は、数少ない私の友人だった ある日、なんの前触れも無く葉子が「モンゴリアン・レストランに行こうよ!」と言いだした なにそれ?モンゴル料理? 食べたことない!行こう! 葉子の案内で着いたモンゴリアン・レストランは、円状になった鉄板の中で料理人が目の前で料理する、しかもパフォーマンスつき、というはじめて行くレストランだった 「なににする?なんでもあるよ?」 『よくわからないし、葉子と同じもの』 「おっけ、オーダーするね!」 ほどなく、山盛りライス
そんなこと思ってた矢先だったんだ 二人揃って電車にはねられて、ねえ 家からは二人分の遺書が出てきたけど……最期まで分かり合えなかったみたいだったよ 可哀想にねえってここらの人はみんな言ってた、花やお供えもすごいもんだった。でも、自殺は浮かばれないなんて言うけど、本当にそうかも知れないって思う 時々、こういう暑い日にね「すれ違った、助けを求められた」って話を聞くんだよ ま、私も警官だし本当に不審者だといけないから、パトロールは増やすんだけど……もしあの親子なんだとした
「あの、すみません。不審者です。不審者を見ました……たぶん……」 「はいこんにちは。えー不審者、不審者ね。時間と場所と特徴と……」 「さ、さっき、あの、線路沿いで……」 「あとそれとお姉さんの、あー、ん?」 警官が丸っこい目をくるくると動かしながらこちらを覗き込んでくる 「お姉さんこの辺の人じゃないねー、旅行?」 「はぃ……」 冷蔵庫から鈍く光るやかんを取り出し、二つのコップに中身を注ぐ のんきというか、田舎の警察はこんなものなんだろうか 「ま、一息ついて。麦茶大丈夫?