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完璧主義のワナと本当の強さとは?

こんにちは。自己理解アドバイザーのなおみです。

あなたは「『強くなる』ことは、知識をつけること、何かできないことができるようになること」だと思っていませんか?
そんなの「当たり前でしょ!」と思いますよね。
私も少し前まではそう思っていました。

あなたは「一生懸命いろんな知識をつけなければ、何かできるようにならなければ!」と思っていませんか?
そんな思いで、今までいろんな本を読んだり、講習会などにも参加してきませんでしたか?
だけどそうしているにも関わらず、なぜか心の中は不安が渦巻いているんです。
「努力しているのに、これ以上何をどうすればいいんだろう?」って。

その気持ち、とても良く分かります。

私も長いことそうしてきたし、その気持ちを味わってきたんです。あなたと同じように。
もちろん良くなりたい、と思う心は素敵なことなのですが。

しかし、そんな時に考えてみていただきたいことがあります。

それは「完璧主義からのスタートではありませんか?」ということなのです。
いつになったら、あなたも私も完璧になれるのでしょう?
そんな日は来ないうちに、命の方が先に尽きてしまいそうですよね。
ずっと勉強し続けてそれを生かさないうちに、終わりになってしまいそうです。
完璧主義だと苦しいです。「完璧でないから、もっと知識を入れなければ…」となってしまう。入れても入れても埋まらない。
しかも、動けば動くほど、まだ完璧でないのが見えるから、余計に動けなくなるし、動いても苦しくなってしまうんです。

あなたもこのワナに、はまっていませんか?

大丈夫です。あなただけではありません!
実は、以前は私もこのワナにどっぷりはまっていました(笑)

このワナから出るには、一体どうしたらいいのでしょう?
ある時、師匠から言われました。
「本当の強さとは、『自分の弱さを認めて、そこからスタートする』ことです。」と。

えっ?「強さ」って知識を得るとか、何かができるようになることではないの??どういう意味だろう??

「本当の強さは、自分の弱い面が出てきた時、『そんな自分もいるんだ』『自分はまだこの程度なんだ』と受け入れて、その場所からスタートすることです。」
「本当の強さは、自分は強いふりをして、知識武装して鎧を着ることではないです。それは、見る人が見ればみんな分かるんです。メッキだって。」

みんな分かる?まるで裸の王様ではないですか!
「その知識は、人のお役に立つためでなくて、自分の武装に使ってませんか?」ということなのです。

あなたも「口ではいいこと言っているけれど、この人本当かな?」という人に出会ったことはないですか?そのくらいに分かってしまうものなのです。

「僕も本当の強さに気付いた時に本当にショックだったんです、自分が思ってきたことと、真逆だったから。そしてここからスタートしなければ、と思ったんです。日焼けもしていない真っ白な弱い自分をだんだん鍛えていかなければ、と思った。」
「本当に強い人は、等身大で勝負するんです。それができたら、自分も楽だし、そのままで歩いて行ける。もちろん至らないところはあるけれど、生涯至らないことが前提だから、より良い方向に努力するしかないんですよね。そういう人こそ実力がついてくるんです。周りがそういう人を見たら、『ああ、本物だ』って思うんです。それが人の魅力にもなるんですよ。」
「世の中を見ても完璧なものなんてない、自分も周りも完璧なんて程遠いんです。自分はこんなにも至らないところがある、でもそれに気付いたとき、どうするかなんですよ。」
ということを、お話しして下さったのです。

自分が至らないということに気付いた時、どうするのか?
それを認められるかどうかは、道の分岐点で、本当に大きいと思うのです。
完璧主義ではなくて、弱い自分を認めて、改良主義で行きたいですね。
その方が、自分にも周りにも優しくできると思うし、人としての魅力にもなるし、新しいことにチャレンジしやすくなるし、いいことづくめではないですか!

そんな風に自然に生きていける人生は素晴らしいと思いませんか?私もそんな風に生きていきたいと思っています。

完璧主義にはまりやすい方は、「本当の強さは、自分の弱さを受け入れるところから始まるんだ」と心に留めておいていただくと自然な気分でいられますし、自分らしく等身大で生きられるのではないでしょうか。
私もその傾向がありますが、日々努力していきたいと思っています。

今日もお読みいただきありがとうございます。
それでは今日はこの辺で。
またお会いしましょう(^^♪

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