最近見た変な夢の話

最近変な夢をよく見る。

別に誰かに喋るほどのことでもないのだが、なんだか妙にその内容が頭にこびりついて離れない。なのでいくつかここに書き残しておこうと思う。

もしこの先読んで下さる方がいらっしゃったら適当に読み流して行って貰えれば幸いだ。

マイナンバーカード


この前、マイナンバーカードを作った。申請から受け取りまで1ヶ月くらいあってその間ずっと気がかりだったのだろうか、マイナンバーカードを受け取りに行く夢を見た。

市役所みたいな建物の中に入って、受付を済ませる。流れるように手続きは進んでいって受け取る所までは順調だった。

問題はその後。外に出てカードを見てびっくり、顔写真の画質がありえんくらい悪い。ガビガビで顔が一切分からない。これは流石におかしいと戻って係の人に聞くことにした。その後どうなったかは覚えていないけど、受付の人に

私、証明写真機から申請したんですけど。

って言ったことだけは覚えている。

身に覚えのないすっぽかし

ここ最近で一番の悪夢だった。

自宅のベッドの上に寝転がっていた。この後何か大切な予定がある。でもそれが何なのかは分からない。約束の時間が刻々と迫ってきている。今すぐにでも準備して家を出なきゃいけないのに何もしたくないし、体が重くて全く動かない。行きたくない、嫌だ。このままボーッとしていたい。そんなことを思っているうちにいつの間にか約束の時間をとうに過ぎていた。

あーあ、時間過ぎちゃったよ。諦めの気持ちとと罪悪感が湧いてくる。

しばらくするとすぐそばにあった携帯がすごい勢いで鳴り出す。slackで見知らぬ人からメッセージが来ていた。

何で来なかったんですか

みんな待ってるのに

まだ間に合いますよ

こんな感じのメッセージがポンポンと連投される。返信する気力もなく携帯の画面を見ることしかできなかった私に、ついにとどめの一言が送られてくる。

こんなに何度も連絡してるのに無視して一切返事も返さないなんて、あまりにもクズすぎてかえって清々しました。

このメッセージを見た直後、全身を貫くズガンとした衝撃とともにベッドから飛び起きてそこで目が覚めた。

こんなにも最悪な寝覚めは初めてかもしれない。やり場のない怒りと、身に覚えのない罪悪感と、どうやったら解消できるか分からないイラつきに苛まれて朝から分かりやすく頭を抱えた。

所詮夢のことなのに、最後のあのメッセージがグサリと私の心に突き刺さって半日くらいは引きずった。その日の仕事もあんま上手くいかなかった。こういう夢はできればもう見たくない。

ダンスの先生

昔ダンスを習っていた。5歳から高校2年まで大体12年くらい。私の人生に大きく影響を与えたものの一つと言えるだろう。

辞めてから随分と経った今でも通っていたダンス教室や先生が出てくる夢を月に一回は必ず見る。ただ、大抵は私が何かとんでもないことをやらかしている。

稽古をズル休みしたり、稽古もう終わりですよって瞬間に稽古場に入っていって変な空気になったり、発表会の出番直前に衣装を忘れたことに気付いたり。目が覚めた時に一瞬「あれ、私まだダンスやってたっけ?」と錯覚するくらい鮮明で妙にリアリティーがあるので困りものだ。

そういう時はあからさまに今調子悪いんだなと思うようにしている。でも、最近見た夢はいつもよりちょっとだけ違った。

場所は小学校の体育館。私以外にも数人いたような気がする。舞台にダンス練習用のビデオが映し出されて、私はそれに合わせて踊っていた。

なんか中学の時文化祭でやるダンスを練習した時みたい。ああ、大人になってもやっぱりダンスって楽しいな。その時私はそんなことを思っていた。

しばらくすると不意に自分の名前が呼ばれる。振り向くと上の方にある窓際の通路に私が通っていたダンス教室の先生が立っていた。

今踊ってたよね?

怪訝な表情で私に問いかける。私は緊張気味にはいと答えた。

すると先生は通路の柵を勢いよく飛び越えて地面に飛び降り、嬉しそうな顔で私の元に駆け寄ってくるとぎゅっと私を抱きしめた。

あまりにも咄嗟の出来事に体が強張る。もちろん抱きしめられたことなんてなかったから嬉しさと照れ臭さと、畏れ多いような気持ちがごちゃ混ぜになってうまく言葉が出ない。辛うじて「へへっ」みたいな変な笑い声が出たのを覚えている。

目が覚めてから先生のことを思い返す。パワフルで豪快で怒るとめっちゃ怖くて、でもすごく優しい方だった。指導の傍らでダンサーとして舞台にも立ちつづけていて、その姿はとても格好良かった。先生と最後にお会いしたのは確か大学生の頃。お元気にしているだろうか。

なんか、久々にダンスがやりたくなってきた。

ヘンな鬼ごっこ

豪華なお屋敷みたいな所で鬼ごっこをする夢を見た。

私以外にも何人か参加者がいて、シックで落ち着いた印象の部屋に集められる。スーツを着た運営らしき人がいて、自分みたいにスーツを着てる人が鬼ですよということと制限時間の間逃げ切ったら勝ちですよとだけ言って出ていった。ちなみに制限時間が何分かは一切分からない。

部屋を出てすぐ、さっそく鬼に見つかった。
逃げる途中、ホールのような開けた場所に出る。壁の隅に小さなドアを見つけて咄嗟にスライディングで潜り込むようにして中に入った。一面真っ暗でどうしようとアワアワしていると、いきなり誰かにアイマスクと手錠を着けられた。

何も言わず着いてこいと言われたのでとりあえず従うしかなかった。しばらく歩くとソファみたいな物に座らされてアイマスクと手錠が外される。そこは豪華な応接間みたいな場所だった。私をこっちに連れてきた誰かしらもいつの間にかいなくなっていた。

部屋を見渡すと明らかに部屋の隅に違和感がある。近くに寄るとオレンジのスウェットを着た、大きい体のいかにもジャイアンみたいな風貌の男の人が寝ていた。とりあえず声をかけてみると、起き上がって

起こしてくれてありがとうね、じゃあ下行こっか。

と言う。何も状況が掴めないままジャイアンもどきは私を下の階に連れて行く。階段を降りると雰囲気は一変して近代的に。レジカウンターが横一列ににずらっと並んでいて、レジ担当のお姉さんみたいな人もいた。レジには¥800の表示。ジャイアンもどきが払ってほしそうに私を見つめる。

なぜか財布は持っていたので800円出すと100万円の小切手になって返ってきた。

受け取った瞬間ファンファーレが鳴って一面に紙吹雪が舞う。レジのお姉さんも、ジャイアンもどきもみんな拍手している。

状況が飲み込めないまま、小切手だけ握りしめた状態でいつの間にか最初の部屋に戻ってきていた。部屋にいた運営の人曰く私が通ってきたのは「秘密の勝ち逃げルート」らしい。

その後2回くらい鬼ごっこをやった。ただ、実はそのうち一回はもう一度同じルートを通って100万の小切手をゲットしている。最終的に200万の小切手を持った状態で目が覚めた。

夢の中で大金もらってもなぁというのが目覚めた時の最初の感想である。あまりにもハチャメチャでツッコミどころが絶えない夢だった。

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