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着物で旅行〜山口へ②〜

着物で出発を予定していたのに、①でも書きましたが、準備力のなさで洋服に。
残念と思っていたら
羽田発の飛行機が萩、石見空港で視界不良のためまさかのUターン。そこから、まだ次の便まで羽田で3時間ほど待つというアクシデントが。(1日2本しか飛んでいないのね)これはなかなかハードな旅の始まりです😱
この日は洋服で正解だったかも、、、という気持ちになりました。

その日は朝4時に起きたのに萩のホテルに着くのが19時半という長〜い1日になりました。
でもけっこう貴重ない体験だったみたいです。月に何度も飛行機に乗る兄に伝えると今までそんな経験はない。うらやましいと言われました。経験しない方がいいような気もしますが、話のネタになるので、それもよしです。

その日、泊まった萩の宿がとてもいい。純和風な作りのお部屋で、着替えるお部屋?(三畳半)で着物着るのがテンションあがります。昔の鏡台欲しい。毎日こんなお部屋で着物を着たいものだわ。衣桁(いこう)もあり、せっかくなので翌日のために腰紐やら帯やらをかけておく。わくわく☺️

衣桁。これがあるだけでよりワクワクする。




翌日は萩を散策予定。萩といえば城下町。これは着物がぜったい着たいわ✨
と思っていたら夫が「レンタサイクルいいかもね〜」と。
着物で自転車かあ・・・。
以前、着物で乗っているという方とお話ししたら、
前掛けすれば大丈夫よ〜と教えてくれたので、
もしかして持ってきた風呂敷を巻けば行けるかも?と一瞬着物で自転車をこぐ自分の姿が頭をよぎったけれど、
いや、やめておこう。勇気がない。
まあ、自転車が観光しやすいのなら仕方ない、洋服にしようと頭を切り替えたけれど、着てきた洋服は
ふわっとしたワンピースとふわっとしたバルーンパンツ。
ん?これの方が着物より自転車引っかかるかもと思い、洋服も着物もどちらも自転車無理かもと夫に伝えると「じゃあ、車で回ろう」ということに。

2日目の朝、小雨が降っていて自転車はどちらにしても無理だったねえと夫と話す。
「そうそう、今日はあの和室で着替えるんだわ」と、うきうきと着替える。こんなお部屋が欲しい。何度も言いたい。夫にもうったえてみた。こんなお部屋で着物を着たい。
予想気温は20度ないくらい。少し寒いかなと思い、スパッツを着用。

萩の町は着物ばっちりです。古い町並みの中に溶け込める気がする。旧家を見学するときには、「着物の人は割引です。そしてこちらプレゼントです」とステキなはがきまで貰っちゃいました。うれしいぞ、着物。
萩にはレンタル着物屋さんもいくつかあって、いつもと違う着物を借りて着るのもいいなあと思いましたよ。でも、実際着物着ている人には1組(カップルでした)しか出会わなかった。というか、レンタル着物のターゲット層である若いお嬢さんたちがあまり観光にいらしていなかったですねえ。年配のご夫婦や男性ひとり旅、のような方が多いように思いました。

雨は大したことなかったので傘もささず観光できました。
明倫館、松陰神社などで明治維新に関わる熱い青年たちのことを学ぶ。
この時代についての私の知識は、大河ドラマの「花燃ゆ」くらいしかないので、もう一度見たくなりました。

夫はこの時代の若者たちの話が好きらしく、御朱印をもらって感動している。ふたりとも大満足のこのコース。時間があればもっとしっかり周りたかったなあ。
子どもたちが小さいうちは、どうしてもテーマパーク寄りの場所に行っていたけれど、歴史をテーマする旅っておもしろいなあと。これからは大人旅が楽しめそう。

お昼にこだわりのお蕎麦屋さんに行き、本当に美味しくて感動。これも大人の醍醐味。
その後、車で2時間ほどかけて移動。私はただ座っているだけなのだが、お腹がちょっと苦しくなってきて、帯揚げを外す。かるた結びなので、帯揚げはお飾り。外しても問題なし。というか、写真見たら帯揚げそもそも写ってなかったので意味なかったかも。帯揚げ一本外すだけでもだいぶ楽な感じになりました。
車の移動が多いときは帯の締め具合いが本当に大事なのねえと気づく。

この日の宿はホテル。とてもいいお部屋だけれど、大きな鏡はなく、洗面所の鏡のみ。
鏡なしかあ。なかったらないでがんばろう!と思ったけれど、一応フロントに「明日、着物を着たいので、大きめの鏡はありますか?」と聞くと、「あとでお部屋にお持ちしますね」と貸してくださることに。ありがとうございます。

③に続く

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