共戦神話の真相（大逆時のオルゴ）

「セイの大逆ってそんなに凄かったの？」


「まあな。俺はビランチたちと一緒に天界の神域で奴らを待ち構えてたんだ。そしたらセイとイプノは何食わぬ顔で現れやがった。あいつらはまず上天使全員に催眠と幻術をかけて動きを封じたんだ。」

「その催眠とか幻術ってさかけられたらどんな感じになるの？」


「催眠は・・・一瞬意識が飛ぶんだ。」


「意識が飛ぶ？」


「ああ。一瞬何が何だか分からなくなる。思考と行動が止まる。つまり強制的に無にさせられるんだ。」


「それは・・・凄いな。」


「まぁ一瞬で解いてやったがな。次に幻術だがこれは嘘と真実の区別がつかなくなる。目の前にあるセイが本当にそこにいるのか一瞬区別がつかなくなる。」


「・・・それでよくビランチを守れたよな・・・。」


「・・・まぁ実際には守ってたってよりついてたってのが正しい。俺が幻術を解いた頃ビランチはイプノと一騎打ちをして何度も空間ごと消しにかかってたしフォルテとドラークは連携して詰めてたからな。」


「流石・・・上天使だ・・・。」