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ビアードパパはすぐそばに【フードエッセイ】
ビアードパパ。
愛らしいお髭が特徴的なお父さんは
実は私と同い年。
生まれたてベビーから今や社会人になって
そこにはいろんな変化があったのだけど
ビアードパパはどんなときも変わらない味。
だから好き。
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朝、目が覚めてリビングへ向かうと、
そこにはビアードパパがいた。
父が買ってくれたビアードパパ。
同い年なビアードパパ。
なんだか不思議な関係性です。
25周年限定のミルフィーユシューを
クリームが溢れ出さないように
両手でそっと持ち上げてぎゅっとかぶりつく。
その瞬間、私の脳内は満たされた。
まるで焼きたてのバゲットを口に頬張る時のザクザク感のように。
キッチンにいた母に「いま聞こえたよな?!」と
「うん、聞こえたな」って
ザグッゥゥっと音が鳴り響いたささやかな幸せよ。
変わらぬ味の領域にとどまる進化が
私の変わらぬ味を拡大して
また普遍的なビアードパパとなる。
こうやってパパは成長してきたのね。
いつもありがとう〜。
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