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遠くの街明かり

そこは知らない場所のはずなのに
「遠くの街明かり」は、
何故か懐かしいのであった。

無論、そこに暮らしているのは、
私の知らない人々ばかりのはずである。

本当の意味での 「一人で生きる」ということは、
この街明かりすらすべて完全に失った、
真っ暗闇の中を生きるということだ。

私はそんな「真の闇」を、
これまでに体験したことは、はたしてあっただろうか?


「一人で生きています」だなんて、
思い上がったことを、簡単に言ってはいけないと思った。