文化欄#37 海外出身の力士

1ヶ月ほど空いてしまったが、ぼちぼちと。
先日の中日スポーツに、以下のような記事が掲載されていた。

舛東欧(ますとうおう)関は、史上初のハンガリー出身の力士で、18歳から力士としてのキャリアを歩み、2021年に35歳で引退。そのタイミングでハンガリー大使館職員としての転身を遂げたとのこと。
ちょうどその時のことも中日スポーツが報じていた。

外国人力士といえば、モンゴル出身やブルガリア出身の力士が話題になることが多いように思うが、少し調べてみると色々な国の出身の力士がいる模様。

ざっと日本相撲協会のページを見てみると、現在の力士で言えば、モンゴル出身の力士が照ノ富士をはじめ21名で圧倒的に多く、中国出身(大青山)、ブルガリア出身(碧山)、カザフスタン出身(金峰山)、ロシア出身(狼雅)、フィリピン出身(冨蘭志壽)、ウクライナ出身(獅司)が各1名。合計27名の力士が在籍している。
ジョージア出身の栃ノ心関は今年の5月場所で引退した。

ところで、今まで知らなかったのだが、大相撲にも「外国人枠」というものがあるという。
現状、2010年の申し合わせにより、原則「外国出身の力士は1部屋に1人まで」となっている。

この「外国出身」というのが重要で、それまでは「外国人力士」であったのだが、「すでに在籍している外国人力士を日本に帰化させて新たに外国人力士を入門させるという」事案に対応する形で申し合わせが行われたようだ。


Masutouou(舛東欧), a Sumo wrestler from Hungary, held the "Danpatsusiki(断髪式)".
Danpatsusiki means the retirement ceremony of a wrestler.
He was the first Hungarian Sumo wrestler to retire in 2021 and now working at the Embassy of Hungary in Japan.

Currently, the most wrestler from foreign country is Mongolian people.
Incidentally, the number of wrestlers from a foreign country is restricted, one wrestler per one "Sumo Beya(stable of Sumo)".

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