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(続)オモシロ画像で笑いたい【インターネットで学ぶ英語表現2】

前回の続き。


英語memeを理解するために必要な力

英語圏のmemeを見て反射的に「ププっ」と笑うには、3つの知識が必要です。

①英語力(特にイディオム)
②社会・文化的背景
③memeの定型

今回取り上げるのは①英語力

問題1:念力で持ち上げられているのは誰?

まずこちら。

念力で物を動かすパワーを英語でtelekinesis(テレキネシス)と言います。人間が持ち上げられていて、まさにキャプションのとおりtelekinesis

でも右のキャプションをよく見ると、telekinephewsとある。写真をよく見たら、持ち上げられているのは男の子2人。

なるほど、telekinesis+nephews(=甥っ子ふたり)でtelekinephewsか。ダジャレかよ!

と思って左の写真をもう一度見ると持ち上げられているのは女の子2人。

あ!姪っ子2人(=nieces)でtelekinesisか。読み方はテレキネシスではなくテレキニーシーズ。

…と、ここまで一瞬で分かると、ププっと笑えるわけですね。

nephewとnieceを知らなければピンとこないし(①英語力)、説明を聞いてなるほどねーとなるだけでは面白いと思えません。

問題2:お気に入りの吸血鬼は誰?

続いてはこちら。

前半訳:「お気に入りの吸血鬼は誰?」って
最近聞かれたんだ。
それで「セサミストリートに出てくる
あのマペット」って答えた。


ポイントは”count”。このマペットが思い浮かべばピンとくるはず。

カウント伯爵

countには
・数を数える
・数に入れる(種類的にカウントされる)
という2つの意味があり、それを使った言葉遊びです。

後半訳:そしたら「He doesn't count.(あのマペットは吸血鬼に入らないよ!)」って言われたんだ。だからこう答えた「断言するよ、He counts.(彼は数を数える)」

カウント伯爵は、いつも数を数えています。ちなみに伯爵も英語でcount。

countの持つ複数の意味(①英語力)とセサミストリート(②社会・文化的背景)を知らないと、何の話だか分かりません。

問題3:上級者向けの問題

最後はこちら。


英語力:fox in the henhouseというイディオム
社会・文化的背景:これは、実社会でどういう状況を暗示しているのか

この2つが分かれば、何を言いたい絵なのか理解できると思います。あえて解説は書きません。

ではまた来週。

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