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わが子の学びを支える日々 「授業についていけていない」と先生から言われた小学1年生の息子と向き合って

子育ては本当に予想外のことばかり。特に、学校に上がってからは新しい悩みが出てくるものですね。私の7歳の息子が「授業についていけていない」と先生から言われたときは、正直びっくりしました。でも、この言葉がきっかけで、息子の成長に寄り添う新しい挑戦が始まったように思います。

市の相談窓口に行ったり、療育の場所を探したりして、息子の特徴を理解して、きちんとしたサポートを見つける道のりは大変でした。でも、この経験で学んだことは、私たち家族にとってとても大切なものになりました。

この記事では、我が家の体験を通して、子どもの勉強の悩みにぶつかったときの対処法や、使える支援のしくみについてお話しします。同じように悩んでいるご家族の方に、少しでも前向きな気持ちになってもらえたらいいなと思います。

突然の「ついていけていない」宣告 戸惑いと不安の始まり

「〇〇(息子)さん、授業についていけていないです。」

先生からこの言葉を聞いたとき、まさか!と思いました。息子はいつもニコニコして学校に行ってたのに。不安と戸惑いでいっぱいになりました。

でも、立ち止まっているわけにはいきません。授業は毎日続くので、息子のために何ができるのか、すぐに行動を起こさないとと思いました。

市の相談窓口へ 支援の第一歩

まず私がしたのは、市の教育センターに電話することでした。親身になって話を聞いてくれる担当の人と話すことで、少し心が軽くなりました。

面談の予約をするのに少し時間がかかりましたが、2週間後に教育センターで相談できました。専門家の人に息子の様子を詳しく説明して、アドバイスをもらいました。

「月に2回、学校に様子を見に行きますね。」と言ってもらえて、とても安心しました。

お医者さんとの相談 専門的な見方を求めて

教育センターだけではなく、医療機関にも相談することにしました。発達のことで専門的な見方が必要かもしれないと感じたからです。

近くのクリニックや大学病院に電話して、診察の予約を取りました。どこもなかなか予約が取れず、地元のクリニックはなんと半年後、大学病院は3ヶ月後でしたが、とにかく息子のためになると信じて待ちました。

特別支援のお勉強会 ママとしての学びの場

自分でも勉強してみたいと思い、市が主催の特別支援サポーターの講座にも参加しました。星山麻木先生のお話は、目からうろこの連続でした。

「まず検査をして、どんな凸凹得意不得意があるのかを知ることが大事です。」

この言葉を聞いて、息子の特徴をもっとよく知らないといけないと思いました。

放課後デイサービスとの出会い 新しい可能性

そうこうしてる間も毎日はどんどん過ぎていきます。授業についていけず、学校でボーっと過ごしてもらいたくない。家でも毎日授業のフォローをしたけれど、私も仕事したいし、息子も親にはふてぶてしい態度を取ることもあり…。家でのフォローに限界を感じました。
福祉課に相談したら、放課後デイサービスという選択肢があることを教えてもらいました。診断書があれば受給者証が発行され、サービスを利用できるとのこと。

これは息子にとって、新しい学びの場になるかもしれない。家では十分にフォローしきれない部分を、専門家の人のサポートで補えるかもしれないと希望が湧いてきました。

民間の個別療育施設との出会い 個別支援の可能性

いろんな施設を見学する中で、ある個別療育施設と出会いました。ここでの体験は、息子の可能性を新たに感じさせてくれるものでした。

「読み書きの障害ではないみたいですね。手先の不器用さが困難になっているのかもしれません。」

専門家の人の言葉を聞いて、息子の特徴がより明確になった気がしました。

でも、民間の療育施設を使うのはお金がかかるという現実もわかりました。月々の費用を考えると、家計への影響は小さくありません。それでも、息子の成長のためには必要なお金だと、1年間だけ、との思いで決心しました。

発達検査への道のり 長い待ち時間との闘い

教育相談室を通じて発達検査が必要と感じ、申し込みをしました。でも、こちらも待ちが多いようで、

「検査待ちが多くて半年以上先になるかもしれません。」

この言葉を聞いて早く特性を知りたい思いだったのでがっかりしました。幸い大学病院の方が先に検査をしてくれることになりました。

家でのサポートの大切さ 時間と愛情の投資

外の支援を求める一方で、家でのサポートの大切さも痛感しました。今、私は仕事をお休みしています。これは、息子のサポートに集中できる貴重な時間だと気づきました。

毎日の宿題の時間を決めて、息子と一緒に取り組んでいます。音読のときは姿勢に気をつけて、読めない箇所は教えつつ。算数の問題は一桁の足し算すら不安があるので、戻りながらも、どんどん進む授業内容を追いかけ一緒に考えます。国語の漢字もテストがあると聞けば、覚えられない漢字の類似問題を雑紙に書いては繰り返し解かせて、理解力を養うようにしています。

この時間は、息子の勉強を助けるだけじゃなくて、彼の成長や変化を直接感じ取れる大切な機会になっています。仕事をしていないからこそ、この濃い時間を作れていることに感謝しています。
とてもフルタイムで仕事をしていたら寄り添えませんでした。その時はどうしただろう…と今も思います。

思い返せば昔の自分は、忙しい忙しいと言ってばかりの親に勉強や学校のことを相談することもできず、ひとりで悩んでいたような気がします。取り付く島もない態度に相談してよいことすら気づきませんでした。
親のせいにはしたくないですが、自分は違うやり方を行こうと決めた理由でもあります。

まとめ:子どもの個性を理解し、寄り添う大切さ

この1年間の経験を通して、子どもの個性を理解して、ちゃんとしたサポートを見つけることの大切さを学びました。「授業についていけない」という言葉に戸惑いましたが、それをきっかけに息子の特徴をより深く知ることができました。

市の相談窓口や医療機関、療育施設など、いろんな支援のしくみがあることを知り、一人で抱え込まなくてもいいという安心感を得ました。同時に、家でのサポートの大切さも改めて感じました。

外の支援を受けるのは大切だけど、お金がかかることも事実です。家計とのバランスを考えながら、一番いい支援を選ぶのは難しいと感じました。

子育ては長い道のりです。時には大変なこともあるけど、あきらめずに前を向いて進んでいけば、きっと道は開けます。

忙しい毎日で、とにかく手がかからず育ってくれたらいいな、と思ってしまう気持ちもありますが、みなさんも、子どもの特徴や個性を理解して、寄り添うこと始めてみませんか?
それが、子どもの可能性を広げる第一歩になるはずです。

今日からでも、子どものちょっとした変化や成長に目を向けてみてください。そして、気になることがあれば、ためらわずに専門家に相談してみましょう。きっと、新しい発見や希望が見つかるはずです。

同時に、家でできるサポートも大切にしてください。たとえ少しの時間でも、子どもと向き合って、一緒に学ぶ時間を作ることで、大きな変化が生まれるかもしれません。

子育ての日々を、一緒に楽しみながら歩んでいきましょう。そして、子どもの成長を、家族みんなで喜び合える日が来ることを信じて。

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