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第26回JFL第16節アトレチコ鈴鹿クラブ対ヴェルスパ大分の個人的な見どころを紹介

JFLも今節からリーグ後半戦に入ります
今季は首位は自動昇格でJリーグに(※条件などが全て揃った場合のみ)
そして2位は昇格POで戦う事になり、最大2チームがJの舞台にたどり着ける

現在中位に位置する鈴鹿と大分はこの後半戦スタートの試合でしっかりと勝ち切って上位への機運をつくっていきたい

鈴鹿は7月1日に朴康造(パクカンジョ)監督が就任。前任の齋藤登監督に代わり、前節のHondaFC戦から指揮を執り1-1の引き分けとなった
先日は三浦知良選手が2年ぶりに復帰というニュースもあり、この後半戦に向けて変化を加えてきている

横浜FCから期限付き加入の三浦知良選手は今節から出場は可能となる
現在JFL最年長得点記録も所持している中で、どんな戦いを見せてくれるか注目したい

一方の大分は前節アウェイの栃木シティ戦で3-3の引き分け
失点後すぐに取返し、自分たちの流れもつくったが結果は引き分けに
2試合続けて3得点と得点面での結果は出ているものの、失点が4試合続いてる
立て直しも必要な中で、どのような変化を見せるか注目していきたい

(JFL 解説:斉藤浩史さん(アトレチコ鈴鹿クラブ クラブオーナー 実況:能政夕介)※追記、修正の可能性あります

順位と前節の振り返り(2024/7/14時点)(リーグ戦のみ)

アトレチコ鈴鹿クラブ:6勝2分7敗で勝ち点20(22得点20失点)+2で前節終えて9位

前節はホームでHondaFCと対戦し1-1の引き分けという結果になった

左のSBに平出を起用し、右のSBに萩原を起用した。また仙台戦で後半活躍した中村や三好もスタメンに名を連ねた
立ち上がり、積極的にシュートを打つ場面もあったが、前半の9分にサイドチェンジから大きな展開を見せたHondaFCがクロスを入れ、混戦の中しっかりと得点を決めて先制に成功
そこからはHondaに主導権を握られる時間はあったが、失点することなく0-1で折り返し

後半に入り早い時間帯で平出のシュートを、小野寺が上手くフリックして今季初ゴールで同点に追いついた

そこからは鈴鹿が押し込む時間帯もあるがなかなか追加点を奪えない。Hondaは選手交代からフレッシュな選手が素晴らしいプレーを見せ、ゴールに迫るも出口のファインセーブもあり試合は1-1で引き分けとなった

ヴェルスパ大分:5勝6分4敗で勝ち点21(22得点23失点)-1で前節終えて8位

横河武蔵野FC戦を3-2で勝ちきった大分は前節の栃木シティ戦は先発メンバーを代えずに臨んだ
立ち上がり左サイドから中央に上手く繋がれて前半5分に失点を喫してしまう
ただ、大分も安島が相手のGKのキックをインターセプトし、そこからゴールに流し込んで同点に追いつく。立ち上がりからお互いに得点を取り合う展開となった

大分は前半に村田が負傷交代とアクシデントもあり、栃木シティが主導権を握る。ボールをコントロールしながら自分たちでプレーする時間を長くつくり前半の内に2点を追加し1-3と2点ビハインドで折り返す

後半に入り、途中交代で入った西村がスローインから繋ごうとする部分で一時は相手ボールに渡るも、それをインターセプトして持ち込みゴールを奪った
また、終盤には途中から入った今村がボールを上手くコントロールして、山崎が得点を記録し同点に。途中から入った選手が奮起を見せて同点に追いついた試合となった

今季の対戦戦績(リーグ戦のみ)

今季は開幕戦で大分のホームで対戦
福満が開始3分で先制も、5分に人見の得点で同点に。そして後半に、平出の得点で2-1と鈴鹿が逆転勝利を飾った

昨季は5/28の大分ホームの一戦は0-0のスコアレスドロー
9/3の鈴鹿のホーム試合は0-1で大分が勝利と昨季は大分の1勝、1分けとなっている

古巣対戦としては、大分のGK佐藤が2019年にプレー
また、日根野も三重県出身で2021-22年と2年間鈴鹿でプレー

今シーズンの成績(リーグ戦のみ)

アトレチコ鈴鹿クラブ:6勝2分7敗で勝ち点20(22得点20失点)+2で前節終えて9位

先制試合:3試合 3勝 (先制すれば全勝)
先制された試合:11試合 3勝1分7敗(1節のヴェルスパ大分、12節の栃木シティ、14節のソニー仙台戦で逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合(6節クリアソン新宿戦)

ホーム: 2勝2分2敗 勝ち点8  9得点  5失点 得失点+4
アウェイ:4勝5敗 勝ち点12 13得点  145点 得失点-2

リーグ戦では9名が得点(人見12得点(リーグトップ)、鈴木翔太が2得点、平出・小野寺・福元・有馬・荻原・中村・三好が得点を記録

複数得点:7試合(栃木戦で5得点記録)  
複数失点:4試合
無失点:1試合(6節の新宿戦のみ) 
無得点:5試合

<得点>前半に12得点 後半に10得点  
<失点>前半は15失点 後半は5失点

・セットプレー:5得点(CKから5得点)/5失点(FK1失点 CK3失点 PK1失点)

■時間帯での得点と失点
・1-15:7得点  6失点 
・16-30:2得点 4失点
・31-45+アディショナルタイム:3得点 5失点 
・46-60:6得点 2失点
・61-75:1得点 2失点 
・76-90+アディショナルタイム:3得点 1失点

★開幕節のヴェルスパ大分戦は開始3分で福満から失点も、前半5分に人見の得点。そして後半12分にCKからのこぼれ球を平出が押し込み逆転勝利

ヴェルスパ大分:5勝6分4敗で勝ち点21(22得点23失点)-1で前節終えて8位

先制試合:6試合 3勝1分2敗(1節の鈴鹿戦、6節の枚方戦で逆転負け)
先制された試合:8試合 2勝4分2敗(7節ミネベアミツミFC戦、14節の横河武蔵野FCで逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合(3節のHondaFC戦)

ホーム: 2勝4分2敗 勝ち点10  12得点  12失点 得失点なし
アウェイ:3勝2分2敗 勝ち点11 10得点  11失点 得失点-1

リーグ戦では11名が得点(佐々木が4得点、山崎・池内が3得点、中野・安島・中村が2得点、西村・堀・福満・鈴木・伊藤翼が得点を記録)

複数得点:7試合(現在2試合続けて3得点記録)  
複数失点:8試合(3試合連続複数失点)
無失点:4試合(現在は4試合続けて失点中) 
無得点:3試合

<得点>前半に11得点 後半に11得点  
<失点>前半は15失点 後半は8失点

大分は前半に非常に試合が動いている。11節の沖縄戦では先制点を記録も、現状4試合連続相手に先制を許している。特に直近の3試合は前半15分以内に失点。ただ、横河武蔵野FC戦では逆転勝利。栃木シティ戦は2点ビハインドから同点に追いついている

個人的な見どころ

リーグもいよいよ後半戦。負傷者や監督交代など、お互いのチームでそれぞれ変化が生まれてきている中で前半戦の良かった部分を踏襲し、そして修正を加えていきたい

①ピッチ状態を加味したプレー展開
試合中は雨予報では現状ないが、今の時間帯も三重県は雨が降っている
恐らくピッチはスリッピーな状態となっており、ボールコントロールが難しく対応に迫られるはず
15時KOという部分で考えると、灼熱の暑さは避ける事ができそうだが、そうしたピッチ状態を活かした戦略を立てて遂行できるか注目したい

特にミスの部分や、そこからの切り替え、加えてセットプレーや思いきったミドルシュートなどが流れを変える可能性がある
集中力を90分保ちつつプレーをみせていきたい

②鈴鹿はメンバー編成にも注目。大分も変更あるか?

鈴鹿は今節から三浦知良選手が登録可能となる。起用について前向きに話をしていたパクカンジョ監督だが、コンディション面を含めてどのように判断するか注目したい
加えて前節もメンバー変更を行い、指揮官が代わる事での競争意識も生まれているはず。選手選考に加えてそのコンビネーションにも注目したい

大分は村田が前節負傷交代も、途中から入った西村が得点を記録するなど存在感も見せた。また、今村も途中交代からゴールに貢献するプレーを見せた
その中でメンバー変更を試みるのか、それとも選手交代でパワーを持っていくためにある程度変えずに臨むのか?リーグ後半戦でのメンバー編成と起用に注目したい

③お互いに課題の立ち上がり。修正なるか?
鈴鹿は現状6試合続けて、大分は4試合続けて先制を許している
どちらも先制を許した中でも逆転勝利や同点に追いつくなどプレーを見せているが、しっかり先制を点を取って試合を優位に進めたい

アグレッシブに攻守で向かい相手のゴールに迫るのか、しっかりと固く入っていくのか。お互いにチームのスタンスはある中で、集中力を特に入りの部分で高く見せる事ができるか注目していきたい

今日は三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿で15時からKO予定です
雨が心配ですが熱い好ゲームに期待です。今日の試合はアトレチコ鈴鹿クラブのyoutubeにてLIVE配信予定です

番組の構成上、鈴鹿クラブがメインになってしまうかもしれませんが、ご了承ください。ケガのない好ゲーム、楽しみにしています!

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