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ディスカウントから学ぶフラットな世界

 お店でディスカウントの表示を見ると
 思わず手に取ってしまいたくなる。
 そんな時って誰もあるよね。


今日、職場であれっと思う場面に出くわしました。


わが職場は、
毎週火・水曜日がめちゃくちゃ忙しいのです。
しかも慢性的に人手が不足しています。

誰かがヘルプに入るのですが、
ダーツの矢が私に当たったらしくて
今月一杯、借りだされてしまいました( ノД`)シクシク…

スタッフの顔ぶれは、、、というと
古株スタッフが2名
そろそろ新人卒業間近の人が2名、
プラス外様の私が加わって計5名です。

新人卒業間近であれば
一通りの業務ができますよね、
誰もがそう思いますよね、
そう思って当然ですよね、、、。

ところが!!!

それは私の勝手な思い込みであり、
大きな間違いであったことがわかりました。


メールを送ってから自分でチェックをした後、
別のスタッフがダブルチェックをします。
新人さんにもできる簡単なチェックです。


それなのに
新人さんは古株さんから
「火・水曜日はダブルチェックしないで!」と
指示されたというのです。


 えええ!!!
 猫の手も借りたいほどなのにどうして!!!


そう思った私は新人さんに聴いてみました。
すると・・・・

「忙しい時に間違えられると困るから
 やらないでいいって言われたんです」


 えええ~~~!!!!
 それって違うんじゃない!!!


仕事を効率よく回したいという
ベテランスタッフの気持はわかります。

「これ、どうしたらいいんですか?」と
質問攻めにあうと
却って時間ばかり取られてしまうので
不慣れな人には手を出さないで欲しい。

そう思う気持ちも充分に理解できます。

 でも~~~
 でも~~~
 それって違うでしょう~~~


私には、手慣れたスタッフが
まるで稲の苗を間引くかのように
新人スタッフの成長の機会を摘み取っている
そんな風に思えてきたのです。


 モヤ、モヤ、モヤ


帰りの電車である言葉が降りてきました。

 ディスカウント

つまり値引きです。


手慣れたスタッフは
新人スタッフを値引いて評価していた

そして
彼女には能力がないと決めつけていた。

さらに
仕事を制限することで
本人+周囲にそれを訴えていた。


何とも哀れに思えてきました。



私たちの心の中には
自分が優位に立ちたいという思いが
多かれ少なかれ存在しています。

そして意識する、しないに関わらず、
そのことを相手に伝えているのです。

それを否定するつもりはありません。
私もよくやっていると思います。


けれども
それをされた相手はどんな気持になるのでしょうか。

きっと不器用なスタッフは
「自分には能力がない」

そう思ったに違いありません。

それを思うと
私の胸も張り裂けそうになります。

そして
新人さんをディスカウントした
古株さんに憤りさえ感じます。


なぜそう思うのだろう~~~

それを突き詰めた時、気づいてしまいました。

私にも周りの人をディスカウントする
いや~~~な一面があることを。

 はあ~~~~


私にも周りの人を
ディスカウントする心があった

そう思うと
やりきれない気持ちになってきます。


私達は
商品棚に並ぶ値引き商品ではないし、
間引かれる稲の苗でもありません。

私達は人間であり
どんな存在であれ
みんな秘められた能力を持っていて
ディスカウントされていい人など
誰一人としていないのです。


ディスカウントせずに相手を見るのは
正直難しいです。


それでも

相手の存在を認め、受け入れ、
ありのままの姿を見つめることで
対等な関係を築いていける・・・

私はそうありたいと願っています。

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