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時間と根気を味方に

毎週新しい詩に出会う度、何かしらの「印象」を受け取ります。そして時間の経過と共に少しずつ印象を離れ、真に触れはじめると、今度は言葉にし難い「畏れ」を感じることがあります。

一つの詩を一週間感じ続けるのは、なかなか根気が必要です。早く次の詩に進みたくなる衝動を抑え、それでも同じものから情報を得ようとし続けることで、新たな側面が反応していくように感じます。

シュタイナーは著書の中で、人間の本質の中にある三つの側面「体、魂、霊」について以下のように記しています。

体を通して、人間は一時的に自分を事物と結びつける。魂を通して、人間は事物が与える印象を自分の中に保持する。そして霊を通して、事物自身がみずから保持しているものが彼に啓示される。人間をこの三つの側面から考察するとき、はじめて人間の本性の解明が期待できるようになる。なぜならこの三つの側面は、人間が三重の異なる仕方で、世界と同質の存在であることを示しているからである。

ルドルフ・シュタイナー著「神智学」

自分との関係、自分のもつ印象、、、「自分」という存在を超え、本質を知ろうとするならば、時間と根気は大切な要素であることを感じたとき、この本の構成の秀逸さが一層沁みてきます。

第7週
私みずからは
宇宙の光に魅了されて
身を隠そうとしている。
だから予感よ、現れよ。
そして  感覚の仮象の中で
自分を失いかけている
思考の力の代わりに  力強く働け。

ルドルフ・シュタイナー著「魂のこよみ」

今週も根気強く、時間というギフトを楽しみます。

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