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想像と現実の追いかけっこ

ここ数日、人に対して勇気を出したことが3つあった。

そのうち2つは、少しムリ目な(と自分が感じる)お願いをするというもの。お願いをしたのは、お世話になっている友人であると同時に尊敬している人達である。

それぞれに別のとあるお願いをしたところ、1つは快諾してもらえて、もう1つは検討中だけど前向きな感じである。

こんなことお願いしていいかな、迷惑に思われないかなと心配していたけど、お願いしてみてもよかったんだなぁ、面白いこととして受け止めてもらえたんだなと感じて嬉しい。


そして。勇気を出したもう1つは、先日記事に書いた「たった一人のひと」その人に連絡をしてみたことだった。

ものすごく勇気が必要だったのだけど、さりげない感じの、なんなら事務連絡のような連絡をした。感情を伝えるためではなく、まず知らせたい情報があってそれを伝えた形だった。

結果。縁を切られた訳ではなかったらしい。止まっていた会話が続くような返事がそこには書いてあった。ほんの少しのやり取りだけど、そこから安堵感が広がった。

きっとこうだ、絶対こうだ、だからダメだ、だから悲しい…そんな考えを、言葉を、この数ヶ月自分の中でぐるぐるさせて、忘れてもまた思い出して苦しかった。苦しかったのを簡単になかったことにしていいのか?悔しくないのか?それは…、確かに苦しい思いをしたのだけど、私を苦しくさせたのは相手の人ではなく、一人で思い込んで思い詰めてしまった私の心だった。だからといって私は自分を責める気持ちもない。そんな気持ちになっても仕方のない状況だった。

だけど、数日前まで私の中にあった苦しさは、じわじわと、確実にほわほわしたものに変わっていったのだった。

まったく、一人の人のことでこんなに気持ちが動いてしまって大丈夫なのだろうか。そう考えたりもするけど、気持ちを動かされる存在がいることは素敵なことでもあるんじゃないか。そうだ、もう私はたくさんの暖かい気持ちを受け取ってるんだった。

すぐにでなくてもいい。ゆっくり、また会話ができたらいい。ほわほわしたものに水をあげるように、枯らさないでいられたらいいな。


想像と現実は追いかけっこする。

こうなるかも、こうなったらどうしようと想像してしまっても、実際は案外大丈夫で、もっと素晴らしいことが起きる、そんなことがある。

逆に、目の前に問題っぽいことばかりでどうにもこうにもならないとき、これからよくなるっていう想像をすることで乗り切れることがある。

現実は思っているより素晴らしい。

想像は目の前の現実を変える力を持っている。

この二つは矛盾しているようだけど、現実と想像はお互い切磋琢磨して、そんなもんじゃないよ!もっといいことがあるんだよ、気づいて!と言っているのかもしれない。

そんでもって、その気づきを素晴らしいものにするために、ときに落ち込んでしまうような出来事が起こったり、ネガティブな気持ちにはまってしまったりするのかもしれない。

出来事が起こるから気持ちが動くのか。気持ちが動くから、そんな出来事が起こるのか。

引き寄せの法則ってこういうことなのか?引き寄せというより、やっぱり追いかけっこみたいだなと思う。

勇気を出すと周波数が変わる、と聞いたことがある。たくさんのことを教わってきた服部みれいさんの本や声のメルマガで、何度も目に耳にしてきた言葉だ。

この数日間に勇気を出してみて、私の周波数はほんの少し変わったのかもしれない。

これは世界の中のとても小さなありふれた出来事で、だけど私の世界ではなかなかに大きな大事な一歩である。


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