香川県琴平町*地域おこし協力隊レポート

「好きがコトひらく町」金刀比羅宮のお膝元、人口約8000人の琴平町。地域おこし協力隊員…

香川県琴平町*地域おこし協力隊レポート

「好きがコトひらく町」金刀比羅宮のお膝元、人口約8000人の琴平町。地域おこし協力隊員が、琴平町の取り組みや、伝統を生かしながら新しく挑戦していることなど、町の方々の想いや取り組みをレポートしていきます。地方で好きなことで独立したいと考えている方も、地方暮らしのご参考に。

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新町商店街で台湾の朝ごはん会・月1開催(Ama-Kotohiraプロジェクト)

琴平町の地域おこし協力隊には、2名の台湾出身の隊員王(ワン)隊員と葉(ヨウ)隊員がいます。 協力隊の活動として、台湾との国際交流を目的に様々なイベントやSNS発信をしています。 今日は、そんな彼女たちの新しい企画をご紹介します。 名付けて「Ama-Kotohiraプロジェクト!」 Ama(アーマー)は、台湾語で、おばあちゃんという意味です。 おばあちゃんがもつ親しみやすさや愛情深さを漂わせるプロジェクトにしたいと考えています。そして台湾の朝食文化を通じて日本と台湾の文化

    • 琴平で一緒に子どもを育てよう

      忙しい都会で子どもを育てるのは、本当に大変です。共働き世帯が主流になっている昨今、時間に追われ、へとへとになりながら子育てに悩む人も多いでしょう。 昭和の中頃までは、子どもは地域で育てられていました。自分の子どもだけでなく、近所の子が悪さをしていたら、叱り、泣いていたら面倒をみる。現代では、そういった光景はほとんど見られなくなりました。都会では、知らない人に話しかけられても答えないように教育することもあるほどです。 そんな状況下で、子育てに行き詰まり、疲弊してしまっている

      • ちょうさ祭り2023(春日神社氏子祭り)見どころ

        今年の春日神社の氏子祭りは、榎井地区の6台の太鼓台が参加します。 西中太鼓台、六条太鼓台、旗岡太鼓台、東中太鼓台、蔵中太鼓台、横瀬太鼓台 スケジュール9月30日19時~:お祓い後、榎井地区(旗岡神社方→榎井商店街通過→六条交差点で解散)を運行。 10月1日:各太鼓台の町内運行。19時より、町営西駐車場で榎井6太鼓台と琴平の阿波町、金山寺太鼓台が集まってかき揚げをします。 10月2日:各太鼓台の町内運行後。16時から春日神社前に集合してかきくらべ、太鼓台のけんかをします。

        • ちょうさ祭り2023年(金刀比羅宮氏子祭り)見どころ

          コロナ明けてのちょうさ祭りが熱い! 金刀比羅宮氏子祭りの太鼓台は、今年は6台出ます。 南新町太鼓台、旭町太鼓台、阿波町太鼓台、金山寺太鼓台、高藪太鼓台、西山太鼓台 スケジュール9月30日19時~:宵まつり(内町石段口)町内引きまわし(内町→JR駅前→各地区) 10月1日午前~:引きまわし 6台の太鼓台が町を練り歩きます。 10月2日午前~:引きまわし19時~「かきくらべ」スタート!(内町四角) 見どころ1:かきくらべの「引き際の美」かきくらべは、太鼓台のかき手の部分

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        • 琴平町イベント告知
          3本

        記事

          8年間こんぴらさんに上り続ける「ピンクのTシャツさん」

          琴平町に住んでいると、ピンク色のTシャツを着ている女性をよく目にしませんか? その方は、いわば琴平の名物人、ピンク色のTシャツを身に着けて、毎日こんぴらさんに上ることを日課にしている、池ノ本暢子(いけのもとのぶこ)さんです。 こんぴらさんに上り続けて、今年で8年になったとのこと。雨の日も風の日も、来る日も来る日も、こんぴらさんの785段の石段を上り続けてきた、その心を伺いました。 今でも目に焼きついているこんぴらの賑わい綾川町(旧・綾上町西分)で生まれ育った暢子さん。ご実

          8年間こんぴらさんに上り続ける「ピンクのTシャツさん」

          はんなり麗しのご褒美時間を「金毘羅茶店」

          「金毘羅茶店」は金刀比羅宮の裏参道のほど近くにある、四季の彩を楽しめる茶店です。 季節ごとに変わる美しいスイーツに魅了され、琴平町外からも多くのお客様で賑わっています。 どこかで活躍されていた有名な方のお店なのだろうか? それとも、修行してこられた方? 様々な妄想が膨らんでくるほど魅力的な「金毘羅茶店」オーナーさんにお話を伺いました。 女性性が開く場所季節ごとにオーナーによって考案されるメニューはどれも素敵で、花鳥風月を愛でる日本人の美意識を再認識させられます。目の前

          はんなり麗しのご褒美時間を「金毘羅茶店」

          好きがコト開く町を創る!キューブ食パンとコーヒーのお店「Kotier」

          琴平町には、ケーキ屋さんはあるのにいわゆる一般的なベーカリーはありません。けれど、とっても美味しいキューブ食パンとコーヒーを出してくれるお店があります。 「あの立地であの営業形態で、あんなに流行っているのが信じられない。」とKotierを紹介してくれた昭和生まれの人の言葉が印象に残っています。 琴平駅の近くの住宅街にひっそりと佇みながら、強くその存在感を放つ素敵なお店「Kotier(コティエ)」の店主は、才気あふれる20代です。 色々な想いがこもったお店のことや生き方に

          好きがコト開く町を創る!キューブ食パンとコーヒーのお店「Kotier」

          楽しくて面白い農業を次世代に伝えたい「産直倶楽部てんとうむし山下農場」

          農薬を使わずに米や野菜を育て、養鶏をはじめたくさんの動物を飼っている「産直倶楽部てんとうむし山下農場」。 実際に農場に行ってみると、ワンちゃんが元気に迎えてくれ、山羊のリンちゃんが顔を出し、ウサギもピョンピョンとお出迎え。 体格の良い元気な鶏が、ゆとりのある鶏舎の中で動きまわっている。 畑の緑は濃く、しなやかに育っている。 気が付くと自然と笑顔になり、こちらまで元気になっていることに気が付きます。 なんだこのワクワクする感覚は? 農場のオーナーの山下進さんに、じっくり

          楽しくて面白い農業を次世代に伝えたい「産直倶楽部てんとうむし山下農場」

          琴平で自分の店を持つようになるまで「雑貨&Cafeひふみ」

          琴電琴平駅から徒歩2、3分ほどの神明町筋に雑貨店を構える店主ノアさんは、6年前に転勤で都内から琴平に移ってきました。琴平にある店舗の運営を任されたのです。 生まれは東京葛飾で、お母さんの実家である九州までの道のりにある四国は「通り道」で、滞在することはありませんでした。 仕事がご縁となり、はじめて訪れた土地の琴平に、どうやって馴染んで、どうやって自分の店をもつまでになったのか、その経緯を伺いました。 琴平に移住を決めた理由転勤に従って訪れた町とはいえ、深い縁を感じたとノ

          琴平で自分の店を持つようになるまで「雑貨&Cafeひふみ」

          歌舞伎役者もお忍びで来店「ハニー雷蔵」

          「ハニー雷蔵」といえば、琴平町では知らない人はいない新町商店街にある食堂だ。2005年に開業してから20年近くになり、町内外の多くの人から愛されてきた、お酒も楽しむことができるお店である。 店名もさることながら店構えが独特で、一度目にしたら記憶に残る、その名も「ハニー雷蔵」。 往年の歌舞伎役者、市川雷蔵をハニーと呼ぶのだろうか? 店主に聞いてみた。 ハニーの由来は、働き蜂から来ているのだそう。 甘い蜜を集めるために、せっせと働く蜜蜂たち。 そんな蜂たちに自分を重ねて

          歌舞伎役者もお忍びで来店「ハニー雷蔵」

          夢中になれる木彫りの世界へ〜「さぬき一刀彫 嵯峨山」

          讃岐一刀彫とは讃岐一刀彫は、江戸時代中期、香川県琴平町で生まれた伝統工芸です。一本の刀を使って、主に七福神や仏像が彫られてきました。現在は、この技術を発展させ、細かい線や陰影を表現した作品が数多くあります。 江戸時代に、金刀比羅宮旭社の建造に集まった腕自慢の宮大工が、遊びで木彫りをしたのが讃岐一刀彫の始まりとされています。明治後期に、工業徒弟学校が開かれ、この技術が広まったようです。 その後、全国的に知られるようになり、明治天皇にも献上されたと言われています。ところが、第

          夢中になれる木彫りの世界へ〜「さぬき一刀彫 嵯峨山」

          全国で6次産業化のお手本にされた「ガァリック娘」誕生秘話

          ガァリック娘とは「ガァリック娘」とは、社会福祉法人琴平町社会福祉協議会が作るガーリック入りオリーブオイルの商品名です。原材料にこだわって、オリーブオイル100%とこんぴらにんにく100%で作られたまろやかで美味しい食用オイルです。 芸能人が、オリーブオイルににんにくを漬け込んだものをテレビで紹介していることもあり、ガーリックオイルはいまやご家庭でも人気の品。 琴平町の社会福祉協議会は、先駆けとも言える10年以上前にいち早くガーリックオイルの商品開発をし販売してきました。後に、

          全国で6次産業化のお手本にされた「ガァリック娘」誕生秘話

          mobiで行く!古民家カフェで自分時間を。La cachette de mémé(ラ・キャシェット・デ・メメ)

          琴平町の中心街から少し離れた住宅街に、一軒家を改装して作られたLa cachette de meme(ラ・キャシェット・デ・メメ)。ーフランス語で、「おばあちゃんの隠れ家」という意味です。 琴平町を巡る相乗り車”mobi”が停まる場所でもあるので、mobiのアプリで検索してみてください。 おばあちゃんの家というと、おじいちゃんやおばあちゃんの優しい顔を思い出します。 離れていてもいつも味方でいてくれる、そんな存在として大切にされている方も多いのではないでしょうか。 オー

          mobiで行く!古民家カフェで自分時間を。La cachette de mémé(ラ・キャシェット・デ・メメ)

          創造力が掻き立てられる!ヒトツブビーズ店

          ビーズといえば、子供の頃にアクセサリー作りで使った小さなプラスチックのものを思い浮かべます。色とりどりのキラキラした小さな欠片を集めて、首飾りを作ったり指輪を作ったりしたっけな。 そんなビーズの概念が、根底から覆される経験をしてきました。 複数の人から「すごい!!」と聞いていた「ヒトツブビーズ店さん」。ホームページを拝見すると、「これもビーズ?」と驚くようなものもあります。 3000種類ものビーズが世界各国から集められているのをこの目で見てみたいと、お店にお邪魔してきまし

          創造力が掻き立てられる!ヒトツブビーズ店