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山へ、そして。

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき

歌人 中原中也

 
 


 
己の精神はかくも穢らわしい。
祓い清めねばならない。
 
 

山へ。
山の神々と語らうべく、白の衣服を纏い山へ。
 
 
 
 

落ち葉と枯れ枝が敷き詰められた山道。
その山道が、私の足裏を「ミシ。ミシ。」と撫でる。そして、その音が山の静寂を破壊しているかのような錯覚を起こす。
 
 
 
 

静寂の破壊という錯覚に怯えた私は、どうしても居た堪れない気持ちになり、近くに鎮座する神仏にすがる。

 
 

鎮座していた神仏にすがることで少し精神が落ち着いた私は、己の脳が赴くままに天を見上げる。
 
 
 
 
嗚呼、山の神々よ。
私の精神を祓い給え。
私のこの汚れた精神を清め給え。

 
 


 
 
 
山の神々は山のあらゆるものに宿る。
古来より、この列島の神々は森羅万象に居るとされる。

山の木々。
山から望む空。
山から望む海。
それら全てに神は宿る。

魂の浄化。
心の洗濯。
山の神々により私の精神が祓い清められる。
 
 
 


 

が、しかし…

 
 
 
 
 
 
 

私は下山の途中で妙〜に艶めかし〜曲線の木を見つけてしまい、それにより精神が悶々としてしまい、でもってその妙〜に艶めかし〜曲線の木を見ながらついうっかり色々とアホなことやエロいことを考えてしまい、せっかくの浄化が台無しに…

み、妙〜にセクスィ~じゃね〜か、この木…
ゐ、ゐやん、ゐやん、ゐやややん…

 

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