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【大河ドラマ】光る君へ 第七話

道長への想いを断ち切れないまま苦しむまひろは、何か打ち込めるものを探そうと散楽の台本を考え始める。まひろの作った話を聞いた直秀は上演を決め、見事に好評を得る。しかし、それが右大臣家を侮辱するような内容であったことから、大騒動となる。
一方、打きゅうの試合をすることとなった道長は足りない人数を補うため、直秀を招く。それを見ていた女性たちはそれぞれに男性たちを評価する。まひろもいる中、今まで恋の気配のなかった倫子は、道長へ心惹かれ始める。帰り際、男性たちが女性を評価する話を聞いてしまったまひろは、その話の内容にショックを受け……。

様々な人が交流を交わし、さらに関係性が見えてきた今回。
道長への恋心に揺れるまひろや、そうとは知らず道長に惹かれ始めた倫子。
まひろを気にかける直秀は道長やまひろとの友情も深まってきた。道長も身分の違いはあれど、友人として受け入れ始める。しかしそんな矢先、直秀が盗賊の一員である可能性に気づいてしまう。今後の展開にさらに注目の集まる、人々の繋がりが見えてきた。

周りを取り囲む人たちと少しずつ交流を進め関係を築く登場人物たち。その心の揺れによって、物語を紡いだまひろには、やはり将来の紫式部の気配が感じられる。今は、「おかしきこと」を作るに過ぎないが、のちに源氏物語を完成させるとき、まひろの心はどうなっているのか、何によって揺れているのか、今から少し考えてしまうような第七話となった。

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