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【ドラマ土23時】恋する警護24時 第三話 どちらも強くて、どちらも弱い。だからこそ、助けたい……。

第三話冒頭、北沢辰之助は父親の墓参りで事件の関係者を見つける。その人から話を聞き、少しずつ動き出した父親の事件。その話を聞いた岸村里夏は、弁護士として協力したいと言う。辰之助は周りの助けを得ながら、事件の真相に少しずつ近づいていく。
そんな中でも、里夏の周りの不審な影は絶えず、辰之助の任務は続く。人に弱みを見せず、強がる里夏のため、何が何でも守りぬく決意をする辰之助だったが、父親の事件の真犯人に動きがあり……。

辰之助の父親の事件に少しずつ動きが出始める回となった第三話では、犯人として逮捕された一人に辰之助が会う。素行が悪く社会から離脱しかけていた彼らに、辰之助の父親がかけたという言葉。彼らはその言葉も優しさも忘れてはいなかった。父親が優しく立派な人物であったからこそ、余計に募る無念の想いが辰之助を支配していく。
一方で、怖くても不安でも助けを求められない里夏を必ず守り抜こうとする思いも強くなっていく。それと同時に里夏の周りに潜む影も一層不穏さを増していく。
互いが互いの弱さを補い、助けたいと願う。どちらも強くて、どちらも弱い。だからこそ、助け合う。里夏のことを守る立場ではありながら、また別のときには守られる。その中で辰之助が見つける真実とは、一体どんなものなのか。先の気になる展開となった。

今回は、過去の事件が動き出し、さらに里夏の周りにも不穏な出来事が起こる。ボディーガードとして頼もしい限りの辰之助にも、弁護士として強さを放つ里夏にも、震えてしまいそうな弱さや恐怖がある。そしてそれを見せ合うことで、互いに助け合えることを、二人が知る回となった。どんな人間にも弱さはある。だからこそ、誰かを思うし、助け合える。
しかし、辰之助が事件を追うせいで里夏に危険が及ぶ、という皮肉な状況にも陥りかねない。そんな中、二人が辿りつく真相と、恋の行方に注目して、次回も楽しみにしたい。


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