高校時代のひとやすみ

私の通っていた高校は校則も厳しく、少しステレオタイプの考え方をされる先生の多い学校でした。公立ではあるものの中学からのエスカレーター式で上がってきたため、高校受験の壁を経験しませんでした。今となっては、受験しておけばよかったなぁなんて考えることもありますけどね...笑

そんな厳しい高校生活でしたが、私は割と楽しく過ごしていたほうだと思います。よく心がけていたのは、生活の中に深呼吸の時間を持つこと。

進学校ということもあり、テスト期間でもないのに常にピリピリしている先生、毎日のようにある小テスト、毎朝7時半からの強制課外授業。ストレスがたまらないわけがありません。常に何かに追われている感覚が私はとても怖く苦手でした。

これを少しでも和らげるために、自転車で帰るとき堤防で必ず深呼吸するようにしていました。その瞬間だけ、学園ドラマの主人公になったかのように「今日も一日頑張った私えらい!」と言い聞かせながら深く息を吸ってはく。この瞬間は肩の力が抜けて、とてもすっきりします。

私の通っていた高校は3年生になると、0限目から8限目まで授業があり変えるのが遅くなります。だんだんと同じ時間に帰っているのにもかかわらず日に日に深呼吸するときの景色が暗くなり、吸い込む空気が冷たくなっていくのを感じて、受験への怖さも感じつつルーティンを続けていました。

はたから見れば、「なに自分に浸ってんの?」と笑われるかもしれません。けれど、この深呼吸はきっと自分の中の何か悪いものをデトックスする作用があったと思っています。つらくなったとき、イラっとしてしまったとき、焦りを感じているとき、少し手を止めて、深く息を吸ってみてはどうですか?


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