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主語を意識した介護

今月と来月はね、ブログを頑張る時期にしようと思う。

もちろんnoteも書いていくんだけど、
ブログの方が歴史は古くて。愛着もあるのよね。

さて、

「私は、〇〇さんには〇〇したほうがいいと思うので〇〇したんですけど、なんか気に食わなかったみたいで」

「〇〇さんは、〇〇するときに〇〇に気をつけてほしいとおっしゃているので、私は〇〇するようにしています」

どっちも同じ介助をしているとします。では、前者と後者。なにが大きく違うでしょうか。

正解はね、主語ですね。

「私は」なのか「〇〇さん」はなのか、出発点が違うだけで相手の印象は180度変わるという話。

当然、後者。相手の立場から見てものを考えられる人の方が、いいケアをするよね。おせっかいなのかケアなのか。そのくらい大事なことだと思っているのよ。

「相手の立場に立って、思いやりを持って行動しましょう!」

なんて、小さい頃から道徳を学んできても、相手の立場に立つということがいかに簡単ではないかって、気づかない人は一生気づかないんじゃないかな。

いっつも平常心でいればよ、相手を優先して相手を思いやることができまさーね。でもね、忙しいとき切羽詰まったとき、ましてや介護している時に、相手の立場に立ってものを考えることができるんすか?

「ちょ、待てよ!」って、心のキムタク出てくるよね。

普段から訓練しておかないと。主語を使い分けないと。自分を主張するときを見極めないと。

「自分らしく」とか「自分軸」とか、こまっしゃくれた言葉をならべてないで。まず「我」なくすこと。自分を真っ白にすることを覚えましょうよ。
我とか自分とかってさ、他者がいないと存在しないものなんだから。まずは相手を知ることからはじめようよ。

介護現場で学んでいることはね、
ただ単に介護の技術や知識だけじゃないのよ。

もっとね、生きるために必要な心の境地。すなわち精神のフロンティア。心の疎開。自我の門前払いということなのですね。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。