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介護施設・食事介助の情報共有

デイサービスでケアをしていて、
スタッフによってケアのばらつきあります。

たとえば、食事介助の仕方とか入浴介助の仕方とか。

スタッフの技術や経験によって方法が違ったり年齢による体力差もあったりで、なかなか一貫性のあるケアって難しいです。

介護に対する向き合い方や価値観によってもケアが変わってきたりします。

「母親を介護した経験があってね、利用者さんを見てると思い出してね。たくさんしてあげたくなるのよね」

ぼくはですね、これに関しては、公私混同だと思っています。

気持ちはわかります。想いも伝わります。でも、

その利用者さんと、スタッフの母親はまったくの無関係です。過度なケアが利用者さんの決定を奪うこともあるわけです。

この辺りが介護スタッフ教育の難しいところでしょう。

フェイスシートなど、利用者さん情報はすぐに見れるところに保管してあるのですが、常に入れ替えのある利用者さん・状態の変わる利用者さん数十人の、

  • 身体能力

  • 認知機能

  • 既往歴

  • 生活歴

  • 所在地・生年月日・名前・家族関係

まだまだありますが、これらを最新の状態で把握しておくことは非常に困難で。とはいえ、それを踏まえたうえでのケアを求められるのです。

では、現場ではどうしているか。

最新のアプリを使ってデータ共有しているか。

いえいえそんなことはありません。

今も手書きのノートで共有している施設は多いでしょう。大規模な施設でさえです。

理由は、

  • システムを導入する資金がない

  • システムを導入しても使いこなせる人材がいない

どちらかというと後者の方がボトルネックな気がします。というのは、介護スタッフの平均年齢が高いからです。45才のぼくは現場では若いです。
さらに言うと、介護施設でしか働いたことのない人はパソコンを使う業務に慣れていません。
事務方の仕事は相談員が専従でしたりしているケースもあり、現場に出ている介護スタッフはパソコンデバイスを使っていないことが多いからです。
最大手の介護グループは分かりませんが。

ともかく、マンパワーもマンパワー。

ある利用者さんのケアを共有したくて、

ぼくはそんな時、文書化します。

noteを毎日書いているから、文書化することはへっちゃら。

【使用したツール】

Notionでメモを書き、GoodNotes 5で簡単なイラストを描きました。PDFにして他の共有網に送りました。

SlackやChatworkで共有できたら楽なのになぁ〜と思いながら、個人情報保護やプライバシー保護の関係で難しいです。

ここから先の文章に、個人を特定する情報は含まれていません。


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