言葉が絵になる話しの途中「宮崎滞在制作記」⑤ 朗読で絵を描くこと3-①

最初に


現代アーティストの小澤香奈子さんに呼ばれて少し前から期間限定で宮崎県で滞在制作をしています。詳しくはこちらに。

言葉が絵になる話し

上記は僕が宮崎で描いた詩を小澤さんに向けて朗読して、朗読をしている時間だけで作品を完成させるという企画のタイトルです。

今回は3回目。

前回はこちら


これから読む詩を載せます。今日は9個。

2つは無料で公開します。

実際に読んでいる様子も撮影してます。そのうち編集してYOUTUBEにUPするのでお待ちください。

とりあえずの模様はインスタliveで中継します。

こちらをどうぞ。

instagram.com/kuzetakaomi

そして

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鮫に食べられた

高台から海を見ていたら身体が海の真ん中に吸い込まれた

一瞬のことだった。

海の本が捲れる場所の奥に居て、
どれだけ足を動かしてもどんどん沖に流されていく。

今日は冬の中でも特に暖かい日だ。

下着の上にスウェットを着て、コートもはおらず、パンツは茶色い太い畝のコーデュロイ。
近所のコインランドリーまで行って帰ってくるだけのつもりだった。

高台から海を見ていただけなのに。いつの間にか海の真ん中に吸い込まれていた。

自分の意思でいったわけじゃない海の沖は
外から眺めているときと違って綺麗でも透明でもなく

冬の中でも特に暖かい日でも冷たく重く暗かった。

海の中に居る自分とそれを高台から見ている自分両方の自分が
二つを行ったり来たりしている。

高台に居る自分は、まだ、この海は透明できれいだ、ところどころ透明じゃないところがあるけど、そこはとても深いところなのかなとか、どうして沖に居る自分はここに持ってきていないはずの上下のラッシュガードを着ているのだろうかと考えている。

高台に居る自分の目で、沖の海のいる自分の真下に大きな鮫が居るのが見えた

海の沖に居る自分は高台に居る自分の目で見たことで、真下に鮫が居るのが分かった。

ああここで死んじゃうんだなと思ったすぐあとに死にたくないと思った。

せめて一撃、鮫の弱点である目に拳をつきたてられたら、
その隙に逃げられるかもしれない
幸いにも鮫の目は大きく外に出っ張っていた。 

鮫がこちらに突っ込んでくる、自分の中で最速のスピードで鮫に殴りかかる。

鮫は難なくそれをよけ、自分の右腕を持っていった。血は出なかった。

まだ生きる意志を少しも失ってない沖の海に居る自分はなんとか鮫から逃れようと片手で必死に泳ぎ出した。


高台に居る自分からは沖の海にいる自分の周りに今
うじゃうじゃと鮫が押し寄せて居てもう助かりそうにないことが分かっている。

沖の海に居る自分はそのあとの十数秒程度で鮫にたべられてばらばらになった。

鮫に食われ残った右の顔半分だけが海に浮かぶ。それもそのあとゆっくりと沈んでいった。

海の沖に居る沈んでいった自分は「怖くはなかったな。」と思った。

高台に居る自分は海の沖に居る自分から「怖くはなかったな」と受け取って、海の沖に居る自分は感じていない痛みを感じた。

また今日も一人自分が死んで、残ったほうの自分が、全部の自分の代表のような顔をして生きていくのだ。


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謎夜 さよさよ

さよさよが来たんだ

身体の周りをまわってる。

小夜小夜。小夜小夜。

私は夜に包まれた

(謎夜 20119夜目より抜粋)


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妖怪の地図

妖怪の地図を手に入れた。
そこには月の場所がかかれてる
そこには闇の場所がかかれてる

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