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私の愛するユニホルダー

校閲記者の仕事道具(筆記具編)で紹介した、ホルダー&替芯。わたしもこのホルダー&替芯の愛用者です。

入社当初は赤鉛筆を使っていましたが、鉛筆を削るのが本当に面倒で。

仕事が始まる前に、赤鉛筆を削って5~6本は手元に準備しておくのですが、仕事中に必ず削り直す作業が発生します。

持ち替えようとするとストックがない。それがだいたい大刷りラッシュの忙しい時間帯だったりしてイライラするんです。

短くなると持ちづらいので補助軸を使っていました(この補助軸というのもなかなか味のある文具で好きです。わたしはLYRAの赤い補助軸を使っていました)。

赤ボールペンも使ってみましたが、書き味が好みじゃない。それにボールペンのインクは服やバッグに付着すると、なかなか落ちなくてこれまたイライラするんです。

そんなとき出合ったのが、三菱ユニホルダー&替芯


たまたま東京に遊びに行き、かの有名な文具のデパートでこの三菱ユニホルダーに出合ったときの感動はいまも忘れません。「これ―!これこれー!!」と声に出ていました。

ホルダー&替芯なら、削る必要がなくノックするだけで芯がでます。2mmという絶妙の芯の太さと、滑らかな書き味。原稿に赤を入れる作業というのは、芯が細すぎてはやりにくいのです。そして、ホルダー本体のきれいな赤色。しかもエコだし、経済的。

さっそくホルダーと替芯をいくつか買って名古屋に帰り、翌日N川部長(当時)に「備品に入れてください!!」とお願いし、赤と青の替芯を備品にしてもらいました。(三菱鉛筆のカタログによると、uniには青芯はありません。備品も青芯はSTAEDTLERです)

人によって使い方はそれぞれですが、わたしは出稿部や整理部への指摘は赤で、自分の覚書や調べものの確認は青でと2色を使い分けています。

三菱鉛筆のカタログによると、このホルダー&替芯、本来は建築現場などで木材にマーキングするために作られたもののようですが新聞校閲の現場でも大活躍です。

仕事をする人にとって、道具とはとても大事なものです。

筆記具編にもありましたが、なくてはならない相棒なのです。今日はボールペンでいいかとはなりません。

使い続けてuniのロゴが剥げてしまっても、やっぱりこれでなくては。

みなさんの大事な仕事道具は、なんですか?

この記事を書いたのは
亀井美沙
2004年入社。名古屋本社校閲部。最近家をリノベーションしました。古民家ライフを始めます。