ことば教育研究室ができること

先日、子供が幼稚園時代から知っているお母さんと会った。すごく明るくて、周りの人とはちょっと違う雰囲気を持っている、可愛らしい人で、すごく好き。ずっと、社交辞令のように「今度ゆっくりランチでもしたいね〜」って声かけはするのに、なかなか実行できず、もうかれこれ10年近くなる。

彼女は数年前に病気をした。手術もした。体調と向かい合いながらも子育てをし、そして自分にできることをするってことで、外でも活動をしている。すごいなぁ、と心から尊敬しつつ、やはり病後の体調も心配だったし、それよりも長男とようやくクラスメイトになった(何年ぶり?)娘ちゃんは、少し前から学校にいけない状態になっちゃった。それが心配だった。

そもそも、学校に行くっていうのはどうしてだろう。ちょっと掘りすぎな気もするけれど、そこまで考えて学校に毎日登校する子供がいるのだろうか。もしかしたらいるかもしれない。でも、ほとんどの子たちは、嫌なこと(=勉強?人間関係?)があるのにどうしていかなくてはいけないんだろうか。義務教育だから?義務ってなんで?そう思っているのではないか、と思う。

当たり前のように、学校に行かなければいけない日には行って、当たり前のように苦手な算数のドリルをやって、点数が悪ければ再度テスト。大人の私にも完全に理解できないことが、どうしたら子供に理解できるのだろうか。学校って軍隊の訓練みたいだよね、本当に。

前置きが長くなってしまったけれど、彼女に自分の野望をお話しした。娘ちゃんもそうだけど、今周りに非常に敏感な子が増えている。石橋を叩いて渡るのではなく、石橋にたどり着く前に、そこまで行く途中に遭遇するかもしれないことを考えて、足踏みをしながらそれよりも先に進めない。もしかしたら、周りの人や本人が信頼している人が、心に響く一言をかけてあげたら、考え方の方向をくいっと変えられるかもしれない。そう思います。そんなサポートをしてあげられる立場でありたいものなのです。それが、「ことば教育研究室」です。

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