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難聴学級とは

皆さん、こんにちは!
岩尾です。

新しくマガジンを作りました。
ここでは、「難聴学級」について、余すところなくお伝えしていきます。

まず、難聴学級と何なのかについて説明します。

難聴学級とは、特別支援学級の中の、難聴の子を集めた学級です。
地域の小学校の中に設置して、大体、国語と算数をこの難聴学級で勉強し、その他、体育や道徳、音楽、理科などは一般のクラスで授業を受けるスタイルです。

この一般のクラスのことを、交流クラスと呼んでいます。

登下校は難聴学級に行って、難聴学級から帰ります。
そして、全学年が1つのクラスに集まります。
(ただし、MAXは8人ぐらいだったと思います。8人を超えると、2クラスになります)

つまり、先生は、
1年生の国語と、
3年生の算数と、
4年生の国語と、
を、同時に教えるという状況にもなり得ます。

だから、先生には非常に高いスキルが求められますね。
見事な先生は見事です!

それと、特別支援学級には、「自立」という時間があります。
難聴学級の場合は、難聴に特化した療育的な勉強をする時間です。
これについては、また詳しく話をしたいと思います。

難聴学級の役割とは、勉強環境を整えることです。
聞こえない子たちは、もちろん聞こえに個人差はありますが、30人以上人がいる教室で、先生が普通に話して授業を進めていくと、やはり聞き漏らしがかなり発生することが予想されます。

子どもたちがうるさいとほぼ聞こえなくなってしまいますし、静かにしていたとしても、そもそも聞こえづらい状況ですし、話すスピードについていけないこともありますし、何度も聞き返しをしづらい状況です。

そんな中でももちろん先生に配慮をお願いして、ワイヤレスマイクを使ったり、話す時は前を向いてもらったり、文字を併用してもらったりといった工夫は一緒に考えていきますが、勉強の要となる国語と算数は、やはり、少人数で、ゆっくり進められて、聞き返しのしやすい状況での勉強環境の方が、しっかりと学びを深めていけます。

さあ、今全国的にも特別支援学級は、ほぼどこの学校にもある状態です。
(小学校では)

ただし、その多くは、知的障害の学級で、難聴学級はかなり少ないです。

でも、ご安心ください。
この難聴学級は、新設の申請が誰にでもできます。
1人しか対象児童がいなくても作ることができます。
これは、原則として要望があれば作らなければいけないということになっています。

ただし、現実は、各自治体の予算や、その学校に空きの部屋があるかというところはあります。
実際に申請しても通らなかったとなることもあります。
この件についても、また詳しくお話しします。

まずは、ざっと難聴学級についてお話ししました。
今から、テーマを絞って、深く深くお話ししていきます(^^ゞ

ちなみに、僕は難聴学級をデメリットも認識したうえでこよなく愛しています(^^ゞ

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