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見えづらい障害だから、見える化します

皆さん、こんにちは!
岩尾です。

難聴は、見えづらい障害、見えない障害と呼ばれています。

見た目でわからないのもありますし、
聞こえないことの影響が多岐にわたり、関係者でないとなかなかわからないことが多いです。

そして、関係者でも、聞こえているために気づけていないことは結構あります。

もっと言うと、聞こえない本人でも気づいていないことがあります。

それは、
もっと読み取りやすくできるということ
です。

聞こえない人たちは、物心ついたときから聞こえていません。
つまり、聞こえる体験をしたことがないわけです。
幼い頃に失聴した子は経験がありますが、あまりに幼い頃だと聞こえていた記憶もあまりないことが多いかと思います。

なので、聞えについて本人に大丈夫か聞くと、
「大丈夫」と、大抵言われるはずです。

でもこれは、聞こえてない状態です。
彼らにとっては聞こえてないことが当たり前なので、いつもと変わらないから「大丈夫」と言いますが、実際はヌケモレがあって聞こえてない情報が多々ある状態なんです。

大丈夫と言われれば、
「ロジャーを使ってください」と先生に言うだけで終わってしまうかもしれません。

ロジャーは万能ではありません。
そうなると、情報が抜け落ちたまま学校生活を過ごすことになります。

何か友達とうまくいかない。
なかなか成績が上がらない。

ということを何となく思いながら大きくなり、
大人になってから、「あれは聞こえてなかったんだ」と気づく人が結構いるようです。

小学生では、ましてや低学年では、聞こえないからヌケモレがあるんだとは、なかなか思えないわけです。

だからこそ、聞こえのフォローが必要になってきます。
小学校からは、聞こえのフォローがかなり重要な要素となるんです。

一番効果の高い聞こえのフォローは何かというと、
今のところ難聴学級(特別支援学級の難聴クラス)かなと思います。

ところが、多くの地域では、通級教室が主流です。
通級教室というのは、療育をするところです。
学校の授業を向けて週に1回療育をするんです。

この通級教室を選択すると、難聴学級は選べません。

突っ込みどころが多い現行システムですが、
もちろん、人によっては通級教室を選択した方がいいケースもあるでしょう。

しかし、どこの地域でも難聴学級はかなり少ないです。
そして、難聴学級を選択したとしても、通常クラスでの勉強もあるので、このときに、いかに過ごしやすくするか、聞き取りやすいコミュニケーション環境をつくるかが重要になってきます。

子どもに大丈夫と言われると、この環境をつくるためのお願いをサラッと言うだけで終わってしまうようになるのではないかと思います。

こうなると、後々困るのは子ども自身なんです。

「小学校の頃、全然わからなかった」
と言われる難聴の人に僕は結構会ってきました。

かなり読み取りのうまい方も中にはいました。
それでも、苦労してきたんです。

僕との話は1対1で静かな環境なので読み取りやすかったかもしれませんが、小学校の教室ではそうはいきませんから、やっぱりきつかったんだろうなと思います。

その大人の難聴の人の声を聞いたからこそ、今の子どもたちの家族の方や関係者に伝えたいんです。

子ども本人に伝えても、まだわからないでしょう。
だから、家族と関係者の方にぜひ伝えたい。

そして、読み取りやすい環境を、難聴児の周りに作っていきたいんです。

大人の難聴の人が訴えることと、小学校の難聴児を取り巻く環境に大きなギャップがあるんです。
そのギャップを埋めていくことが、子どもたちの未来を拓くためには必要です。

6/24のセミナーでは、このあたりのお話をします。
そして、皆さんと連携したいんです。

連携と言っても、読み取りやすい環境をつくる仲間になるだけですが、かけはしは、相談にも乗りますし、資料提供などもします。

そして、難聴児のフォローって、孤独ですよね。

多くの場合、学校に1人です。
だから、サポートのお願いをするのも、特別扱いをしてもらってるかのように錯覚してしまい、遠慮してしまうこともあると思います。

でも、これは特別扱いではないですし、
スタートラインに近づくための依頼です。
法律でも保障されている自然でごくごく普通の行為です。

仲間になれば、一人ではありません。
同じものを目指している仲間がいるので、ちょっと力が出ます。
力が出るので、言いやすくなるはずです。

お願いを聞いてくれるかは学校次第、担任次第ではあり、これが人次第学校次第になるのもどうかと思いますが、そんなときはかけはしがお手伝いします。

ですので、まずは6/24、内容を聞いてください!
リアル会場もありますし、オンラインでも参加できますし、アーカイブの申し込みもあります。

一緒に、聞こえない子たちの「学び」を応援していきましょう!

詳細・お申込みはこちらです↓


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