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【いつの日か】オール福岡への道(その1)

先週の日曜日のこと。
広報・河原は久留米にいました。その目的は一つ! 下記講演会への参加です!
 
難聴を生きる、難聴者本人が語る
当事者には最新情報ご提供&一般には難聴者のリアルをお伝え
福岡県難聴者・中途失聴者協会主催「難聴者の生活上の最新情報」 
 
登壇者は、本山和彦(もとやま かずひこ)さん。本山さんは、福岡県内にて難聴者・中途失聴者の支援や親睦を深める活動を展開する福岡県難聴者・中途失聴者協会の会長でもあり、聴こえの大切さを全国に伝える「NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」理事としても活動中。会社員・ITエンジニアでもあり、わらじが何足あっても足りませんね。どんだけ~!
 
聴覚障害当事者及び関係者の他、広く一般の方を対象とした講演会「難聴者の生活上の最新情報」には、約40名近い方がご参加されました。聴覚障害と共に今を生きる人、これからを歩む人たち、そして私のような当事者家族にとっても参考となる最新情報(補聴器の選び方・買い方や補装具費支給申請の仕方など)がもりだくさんでした。
 
学びの連続だったのですが、特に印象的だったのは「難聴とは何なのか」を当事者視点で、かつユーモアを交えて語ってくださったことです。
 
自分の経験を語るのは、勇気のいることだと思います。辛い経験を悲観的になることなく、講演会のサブタイトルにもなっている「難聴者の理解促進・QOL向上」を目指すために、言葉を選びながら、丁寧に語り掛ける本山さんの姿を、みなさん食い入るように見ていました。聞き入っていました。
 
補聴器をつけていた方。
人工内耳をつけていた方。
要約筆記のスライドを見る方。
UDトークの画面を見る方。
それぞれの方法で、でも、
みんなで一緒に本山さんの話を聞く、静かながらも熱狂した空間でした。
 
それと同時に、聞き方、情報を得る方法はいろいろあることを実感した瞬間でもありました。
 
みてください、この情報保障!
要約筆記・手話通訳・UDトーク文字通訳!

この「情報保障3点セット」も、本山さんのこだわり。
要約筆記がつかない講演会が多いようですが、これは絶対あった方がいい、いや、あるべきだと実感しました。と偉そうに言ってる私ですが、要約筆記の現場を見たのは今回が初めて。やはり実際に触れることは大切ですね~。
 
福岡を拠点とする団体が、難聴児・者の半生を経て感じたリアルな声をお届けした今回の講演会。難聴への理解促進・啓発が県内で活発に展開されていることを、誇りに感じます! 本山さん率いる福岡県難聴者・中途失聴者協会さん、これからも難聴の啓発を「ここ福岡から」共に進めてまいりましょう~!
 
先日、noteにも少し書いた「オール福岡」という想い。

まだまだ妄想ですが、「オール福岡構想」をお伝えできるよう、かけはしは橋をかけまくり&駆けぬけていきますよ~!
 
余談ですが、本山さん。最初の出会いは6月に当方が主催した「難聴ってそうなんだ!」セミナーでした。機械音痴の私がジタバタ・あたふたして、冷え切っていたちょっとした休憩時間に「このツールではこういうことができますよ?」とあたたかくアドバイスしてくださったのです。
 
救世主現る! なんてやさしい方……、と思っていたところ、セミナー終わって名刺交換したら、なんと会長さんだった、というわけ。
 
懐の深い本山会長と、情熱おじさん。この2人の掛け合わせは、福岡における難聴の啓発を加速させることでしょう。

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