見出し画像

マイノリティ×メディアの意義

皆さん、こんにちは!
岩尾です。
 
木曜よる10時からのドラマ silent、話題ですね。

高校ぐらいから20代後半ぐらいかな・・・かなりのドラマっ子だったんですけど(笑)、最近はテレビ自体を見なくなってまして。
でも、かけはしとしては気になるドラマ。
それにちょっときっかけがあって、見てみました。
今は見逃しても見れるところがいいですね(笑)
 
いや~・・・・切なすぎますね・・・
何でよ??と思いつつ、気持ちはわかる。
でも・・・ああ・・・・なんで・・・ああー!!
と、見事にハマりました(笑)
 
今日は、内容ではなく、この聴覚障害を扱ったドラマについて考えるところを書いてみます。
 
難聴界隈でも多くの人が反応してまして、好反応な方、普通の方、懐疑的な方、様々です。
それは人それぞれ感じ方があるというものです。
 
その賛否を見ながら少し考えました。
 
ちょっとネガティブな意見で、「ただの感動もので終わらせないでほしい」という意見がありました。
これは、まだそうは思ってないけど、そうならないでくれよという願いでしょうか。
 
ドキュメンタリーなら、そうですよね。
感動ポルノという言葉で表現されました。
 
でも、ドラマであれば、そもそも感動的な話を描くわけですから、感動ものになってしかるべきでしょう。
ドラマにドラマがなければ誰も見ませんよね。
 
ただ、「感動を作るための道具としてだけに使わないでほしい」という気持ちがあるのはわかります。
 
今回のsilentを見てて、いや、silentを見た人のTwitterを見てになりますけど、実に細部のことを見てる人がいて驚きます!
そこには、恋愛の細やかな部分もあるし、聴覚障害に関しての細やかな部分もあって、そんな細かな番組作りをしていることに感動しました。
 
そして、UDトークやメモアプリ、手話教室など、こういうものが普通に出てくるんです。
これを見て、ああ、すごくいいな!と思いました。
 
おそらく、難聴にかかわることがなければ、UDトークって知らないことが多いと思います。
名前だけは知ってるかもしれませんが。
 
このようなドラマに出てくることで、「そうか、難聴の人と話すとき、こうすれば話せるのか」とわかります。
ドラマの中では「UDトーク」という言葉はなかったですが、テレビでは言えないのかな?
言ってほしいなと思いますが(笑)、まあ、SNSでわかるからいいでしょう。

余談ですが、音声文字変換アプリなら、YY Probeというものもあります。
めちゃ精度が高い!
どのぐらい精度が高いかというと、うるさい場所でも変換できるんです!
もちろん100%ではないですが、かなりの高精度!
こちらもご紹介させてもらいます↓


ドラマは、感動を求める人が見るので、感動の部分は必須です。
そして、マイノリティの日常、現状、感情などを盛り込むことで、接点がなかった人に、実情を届けられるます。

知ってもらえるんです。
 
かけはしは、難聴の啓発活動をしています。
なぜなら、難聴、聞こえないということは、影響が多岐にわたり、普通の人では知らないことが多すぎるからです。
そのため、誤解が多く起こっていて、不利益が多々起こっている。
だから、知ってもらうための活動をしています。
 
かけはしが広報に力を入れているのもそういうところからです。
 
なので、まさにドラマなどで盛り込んでくれることで、かなり大多数に実情を届けてくれる、これはかけはしとしても本当に嬉しいし、有難いなあと思います。
 
おそらく、番組制作サイドに、「聴覚障害のことを知ってもらいたい」という思いがあるはずです。
でないと、あの描き方はできないと思います。
 
マイノリティをエンターテイメントとして消費するなという意見もあります。
もちろん、ダシに使われるのは嫌です。
 
でも、「知ってもらうため」という視点が入ることで、意義のあるものになると思います。
 
「知ってもらうために」僕らがどれだけ苦労しているか。
意識になかったものを「知ってもらうこと」がいかに大変か。
啓発をしたことがある人ならわかるでしょうし、難聴児の親だったら、多かれ少なかれそういう経験がある人も多いと思います。
 
だからこそ、ドラマの力で、爆発的に知ってもらえるのは本当に嬉しいなと思います。
 
知ってもらうことが正義だとは思ってません。
発信したくない人もいるでしょう。
 
でも、発信しないと今のまま。
何も変わらない今のままなんです。
 
発信しないのが悪いとかではないです。
触れたくない人もいて当然。
いろんな背景の人がいて当然。
 
だからこそ、発信したいと思っているかけはしは発信を続けます。
小さな2人だけの団体ですが、かなりのキワモノな2人です(笑)
これからもマイノリティの中のマイノリティな発信になってしまうかもしれませんが(笑)、燃え盛る炎のごとく発信していきます!

言葉のかけはしの記事、活動に共感いただきましたら、ぜひ、サポートをお願いします! いただいたサポートは、難聴の啓発活動に使わせていただきます。 難聴の子どもたち、難聴者と企業双方の発展、そして聞こえの共生社会の実現のため、どうぞよろしくお願いします!