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29.12 微分の初歩(方程式の解とその個数)

増減表を用いてグラフが描けるようになったので、方程式に利用しようと思います。


方程式とグラフ

基本知識の確認

1次関数、2次関数で学んだことを確認しておきます。

   1次関数$${y=ax+b}$$のグラフと$${x}$$軸との交点の$${x}$$座標
   は方程式$${ax+b=0}$$の解

   2次関数$${y=ax^2+bx+c}$$のグラフと$${x}$$軸との共有点
   の$${x}$$座標は方程式$${ax^2+bx+c=0}$$の解

でしたね。このことから、一般に

   n次関数$${y=ax^n+bx^{n-1}+\cdots +c}$$のグラフと$${x}$$軸との共有
   点の$${x}$$座標は方程式$${ax^n+bx^{n-1}+\cdots +c=0}$$の解である

といえます。関数のグラフというのは、方程式$${y=ax^n+bx^{n-1}+\cdots +c}$$を満たす値の組$${(\alpha, \beta)}$$全体のことだったので、$${y}$$の値が0である組$${(\alpha, 0)}$$があったら、$${\alpha}$$が方程式

         $${ax^n+bx^{n-1}+\cdots +c=0}$$の解

ということです。具体例は

をご覧ください。1次、2次方程式だけでなく、連立方程式および不等式についても書いています。

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