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変わりゆく「景色」の中で。

僕達が見ている「景色」は、常に変わっていく。

天候が変われば、違う景色が現れる。
日付が変われば、違う景色が現れる。
時間帯が変われば、違う景色が現れる。

僕達が見ている「景色」は、常に変わっていく。

撮る角度を変えれば、違う景色が見える。
撮る高さを変えれば、違う景色が見える。
撮るカメラを変えれば、違う景色が見える。

また。

常に変わりゆく「景色」は、人によっても変わっていく。

人によっては、どうでもいいと思うことがある。
人によっては、とても綺麗だと思うことがある。
人によっては、「当たり前」すぎて何も思わないことがある。

それでも、そこに存在している「景色」というのは、刹那の一瞬だ。

時には、「もう少し見ていたかったな」と思うこともある。
時には、「写真を撮っておくべきだったな」と後悔することもある。
時には、「もう一度、さっきの景色を見たいな」と懇望することもある。

でも。

例え、同じ場所だったとしても。
例え、同じ天候だったとしても。
例え、同じ時間帯だったとしても。

もう一度、全く同じ景色が現れることはない。どれだけ願っても、絶対に。

それほど、変わりゆく「景色」というのはとても貴重で、とても尊い。

だからこそ、僕は―。

変わりゆく「景色」の中で、そんな刹那の一瞬を「記録」として残したい。


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