メディアとかキュレーションのナカノヒト

そろそろ年越しですね!
2016年もありがとうございました!
年越しに向けてぬくぬくゆっくりとしております。

さて、突然ですがDeNAのwelqの問題がありましたよね。
私も昔はメディアの中でコンテンツ作成を担当していました。
記事のテーマを考えたり、時には自分で文章書いたり。
なので今回露呈したこの問題はあまり人ごとじゃなく、
「あーやっぱりこうなってしまうよね」という感じでした。


メディアのコンテンツ制作をしていると、
やはりKPIがどうしても数字になるわけですね。
コンテンツの「質」って組織の中でどう評価して良いのか分からないので
数字が一番分かりやすい。
本当はこの「質」が大切なのにな、と思いつつも
KPI!コミット!圧倒的達成率!ということが全てみたいになってくる。


1日○○本配信しよう。
どんな記事ならバズるか?
ユーザーが興味をもつような記事づくりをしよう!


とかそんな話が毎回MTGで出るんですけど、
果たしてほんとに役に立つ記事なのかな〜とか思ってたわけです。

なので、今まで私がKPIとかバズらせること目的で作ってきた記事は
ほとんどが負の遺産。
あの時は必死だったから記事をつくりまくってたけど
今思えば後悔もあり、それと反して学んだこともたくさんありました。
特に医療の分野であればなおさら、メディアの成長よりも
質を重んじるべきだと思う。

病気のことを調べて1つの記事を見ただけで
一喜一憂する人だっているんだ。
そう思ったらメディアのPVとかKPIとかクソだなとかさえ思ってしまう。

まじめな医療の記事を書いたって誰も見ないじゃん、PVのびないじゃん、
っていうのはそれはそうだけど、
誰もがみたくなるような興味をそそるような記事を
医療分野からばんばん配信するなんてちょっと間違っているんじゃないかな。
面白半分で世の中に出していくものじゃないと思う。

ほんとうに情報が必要な人に、正しい知識が届くように
そういう気持ちで医療分野は丁寧にコンテンツをつくっていくべきだと思うよ。



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