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平和のみリーチはダメなの?

2022年の大晦日、AbemaTVで過去のLEAGUE戦(2017 BLACK DIVISION 8回戦)を観ていたら、多井プロが平和のみでリーチした場面がありました。その時、司会の方が、解説の麻雀プロに「〇〇さんは、平和のみでリーチしますか?」の尋ねていて、時々、そういう話題(議論)があるように思ったので、noteを書いてみました。

恐らく、結局のところ、その「局面(状況)による」というのが、落としどころで、波風立たない結論なのだろうと思います。私も全く異論ないです。

ネットで「麻雀 平和のみリーチ」で検索すると、その検索結果一覧の中に「平和のみリーチが多い奴は雑魚である」というタイトルの記事に釣られそうになります。ただ、平和のみリーチを否定していないことはタイトルでもわかります。その詳細は原文を尊重し、詳細な記載を控えますが、確率とフォーマット化の内容ですので、麻雀がわかる方なら想像できるのではないでしょうか。これも「局面(状況)による」ということだと思います。いろいろなパターンの戦術をより多く身に着けた人は麻雀の上級者なのかも知れません。

「『平和のみリーチ』の価値」というストレートなタイトルの記事が目に付きます。この記事主は”平和のみリーチでも一向に構わない”とのことで、プレイヤー視点の発想です。この記事の中で「平和のみはダマって片山まさゆき氏がいいだしっぺかな……?」とあって、不勉強な私は「へぇ~」と思うのでした。「平和のみは場を流すための手役」だったともあります。

こういう話題(議論)のネタを提供できることは、麻雀の打ち手の技術向上に帰することで大変有意義で素晴らしいことだな、と思いました。結局、この話題に正答はなく、難しい理論があったり、精神論があったりしても、それぞれの考え方なのだと思います。

少なくとも他人が評価できることではなく、ましてや揶揄することはできないでしょう。他家に振り込んだ腹いせに「平和のみでリーチなんかしちゃってヘボだな」みたいなことを言えば、それは負け惜しみでしょうが、その考えを修正した方が上達に繋がるかも知れませんね。

場況によっては、より適切な振る舞いが勝率に繋がることはあるように思いますので、一通り整理することは有用だと思います。上段のLEAGUE戦で、他の場面ですが、同じ解説者が「(これが来たときはこれを捨てるのような)パターン化して考えたくなるのは理解できる」旨をおっしゃっていて、麻雀は事務処理を極めた者が上級者だとすると、私はロマン派でありたい気がしました(弱者かも)。

平和のみを愛してリーチをするのは、意志が固いことの証明かも知れません。世界が平和でありますように。

おしまい。


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