万葉集最後の歌
万葉集の最後の歌ご存知ですか?
新しき年のはじめの はつ春の 今日降る雪の いやしけ吉事
新しい年になって 初春の1日目
今日降る雪よ、ますます降りしけ! その雪のように良いことが打ち重なれ
この歌は、まさに新しい一年を、新しい一年を迎える人々への祝福の歌なのです。
この歌を作った人物こそ大伴家持です。
家持こそ、万葉集を今日伝わる「20巻」の姿に整えた編纂者のひとりだと言われています。
そしてこの歌が万葉集最後の歌ということは、この歌が家持の作った最後の歌ということになります。
しかし家持自身はこの後も生きている形跡があります。
なぜこれ以降の歌を万葉集におさめなかったのか?
歌を作ることをやめてしまったのでしょうか?
大伴家持の足跡をたどります。
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