見出し画像

寺地はるな短編集


図書館の書棚に寺地さん発見で
借りました

寺地はるな
タイムマシーンに乗れないぼくたち

*️⃣あらすじ、概要

人知れず抱えている居心地の悪さや
寂しさ
そんな感情に寄り添い
ふと心が軽くなる瞬間を鮮やかに
掬い取る
注目の著者が放つ七篇

「コードネームは保留」
楽器店で働く優香は人知れず“殺し屋”の設定を生きることで味気ない日々を
こなしていた

「タイムマシンに乗れないぼくたち」
新しい街に馴染めない「ぼく」は太古の生物が好きで博物館が唯一落ち着く場所だった
ある日、博物館で“現実逃避”をしている
スーツ姿の男性と出会い――


「深く息を吸って、」
息をひそめるように日々を過ごす
かつての「きみ」に私は語りかける

「対岸の叔父」
町いちばんの変わり者それが
ぼくの叔父さんだった


孤独と「戦う」わけではなく
また「乗り越える」でもなく
仲良く手を繋いでとまでは
いかないけれども孤独と
ちょうどよい距離を保ちながらともに
生きていこうとするような
そういう人びとの物語を書きました
――寺地はるな

*️⃣感想

寺地さんの短編を読むのは初めてで
7つの短篇集
各々主人公の性別も年齢も様々
共通しているのは人と関わるのが
苦手というか自ら関わらなくても
よいかなぁって人達
そして自分の世界観をもっている人達
でも出会いにより他人の幸せを願ったり
背中を押してもらえる物語

*️⃣おまけ

寺地さんは好きな作家さんで
いろいろ読みましたが
私のイチオシは『水を縫う』です!

世の中の固定概念やら
『普通』とされる窮屈な枠を
静かに淡々と踏み越えていくのが
爽やかで心地好いです❀.(*´▽`*)❀.


この記事が参加している募集

#読書感想文

190,929件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?