【第百三席~第百五席】あかね噺感想

超巡、めちゃくちゃ面白くないですか……?
クイズで得点にマイナスが出てくるという発想が素晴らしすぎて。


いよいよ泰全師匠の高座が始まる訳ですが、あかねに影響されて怒髪天の中にも楽しさが垣間見えるものとなりました。カッシーさんが以前の泰全師匠の高座に言及できる、前ふりが機能していた訳ですね。泰全師匠が案外優しい、何ならかわいいとさえ思える(上司に一人いてくれると嬉しいタイプ)、これも初登場時からのギャップがあるからこそでしょうか。ストーリーすごい。
蝶志隊の回想については、あっさりと、でも要点は外さない、最小限のボリュームで最大限の効果が出てるなあと。じっくり読みたいので是非小説版などで三人のエピソード出してほしいですね、はい。

泰全師匠の楽屋に移り、推薦の件について話が変わります。
やっぱり出てきた全生師匠……。
あんた泰全師匠の高座どうでもいい言うてたやないか、
なんなら他所の高座に劣ってないかとか言うてたやないか、その他所の高座見やんでええんかい!
やっぱり自分の弟子だけは見たかったんですかね!?
弟子の高座については一切言及せず、見てもいない前座の評価で命令を下す……。ホントに私利私欲がほとばしってますね、一貫性があって大変よい。
ちょう朝師匠に呼ばれてなかったら志ぐま師匠は来ていなかったのかな……。とりあえず、暴力沙汰などは無くて良かったと思いました。

そしてまいける兄さん登場。
あまりにも飄々としていたので、一瞬サカモトデイズの南雲さんかと。
被せ気味に核心をついていく情景は、第三十六席の、りゑん兄さんへの禄郎兄さんへのセリフが浮かびました。より一層際立つ全生師匠の小物感……。全生師匠からははっきり認知されていないけど、って感じは、全生師匠回の練成会で二つ目昇進したからでしょうか。それにしても不穏な空気が続きます。早く……会場に話を戻してくれ……(笑)

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