まるで、オレンジジュースに浮かべたソフトクリームのような、橙色を映した入道雲。
朝の元気の良さは消え去り、哀愁をにじませた蝉の鳴き声。
ブレーキをかけずに、一気に駆け下りる坂道。
暑さの和らいだ空に吹く、夕方の風。
何の飾り気もない、夏の帰路。

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