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スポットライト(物理)を浴びた人にしかわからない感動がある

これ、何かしらで経験した人と話すと
わかる~~~!!
と盛り上がる話。

別に是非を問うてるわけではないです。

実際そうなんだよね、という話。

僕は元々人前で緊張しないタイプで、
何なら人前でマイクを握ってる時が1番楽しい人間です。

そんな僕は高校時代に演劇をやって、
初舞台で浴びた照明、そこから見えた観客席の景色(ほとんど顔は見えないけど笑ったり泣いてる人がいたり…)の虜になりました。

その中でも人が笑ってくれるのがめちゃくちゃ嬉しくて、
だから僕は大学に入ってから学生芸人をやったり
ジャグリングをやったりしてたんだと思います。

もう一種の病気みたいなもんで
だから未だにドラムもジャグリングもやってるんだよなあ。


スポットライトを浴びてる時のことを思い出すと
芋づる式にそこに至るまでに重ねた時間を思い出す。

高校の頃は演劇の脚本を書いてたこと
台本読み
体育館裏での舞台装置作り…

大学の頃ならお笑いライブに向けて夜通し練習してたこと
夜中までピザ回しの練習してたこと
金が無くてペヤングの大盛りをコンビで食べてたこと…

楽しかったな…!


でも1番忘れられないのは
単独公演(解散ライブ)のラスト、舞台あいさつで登場した時の景色

ライトに照らされた舞台の下手からコンビで登場して
お互いを紹介して
ありがとうございました!
と頭を下げる

ライトを受けてお客さんの顔は全然見えないけど
劇場全体に響く拍手の音
目が慣れてくると、みんなが笑顔でこっちを見てくれてて。

幸せだなーと思うと同時に
もうこれで終わっちゃうんだなあ
って実感が湧いてしまって。

せっかく目が慣れたのに、
視界がどんどんぼやけてきて、
口から出る言葉も言葉にならなくなっていって。

ああ、思い出したら感傷的になる。

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(当時の写真探したら下見の時の写真出てきた)

あの時観た景色は忘れられないし、
辛い時の自分の支えになってる。

どんな形であれ、人生の中でそういう一瞬があって
自分は幸せだなあと思うわけです。


ちなみに僕は卒業旅行というものには行ってません。

バイト代と奨学金で生活してた僕は
劇場を1日押さえるだけで精一杯でした。
(というかこのためにバイト代をコツコツ貯めた)
アマなのでチケット代も500円で設定してたしね。
会場費用の半分くらいだったなあペイできたのは。

でも今思えばこれで良かったなと改めて思います。

お金払うだけじゃできない貴重な財産を得たなあ


特にオチはないお話。

おわり。


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